宝塚大学:映画、アニメ、ゲームなどの現役クリエーターが指導 オープンキャンパスで体験授業

イラストレーションコースの体験模擬授業の様子
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イラストレーションコースの体験模擬授業の様子

 宝塚大学東京メディア・コンテンツ学部の東京新宿キャンパス(東京都新宿区)で25日、進学希望者を対象に、映画、マンガ、アニメ、ゲーム、イラストレーションの各コース別の体験模擬授業を設けたイベント「オープンキャンパス 夏休みスペシャル!」が開かれた。進学希望者の多くは、入試説明などを受けた後、現役クリエーターらが指導する約2時間の体験模擬授業に参加した。

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 イラストレーションコースでは、絵本「夢から覚めた夢」や「聖書物語」で知られる北見隆教授らの指導で、アルファベットのABCをイラスト化する授業が行われた。ゲームコースでは「鉄拳」「ソウルエッジ」などのプロデュースを手がけた川村順一教授、プレイステーションソフト「クーロンズゲート」の企画・アートディレクションを手がけた井上幸喜准教授の指導を受けてアバターを作った。また、映画「BE-BOP HIGH SCHOOL」、テレビシリーズ「あぶない刑事」などの成田裕介監督が教授を努めた映画コースでは、照明のセッティングから撮影まで、成田教授の指導で在学中の生徒らと一緒に撮影に参加する実践的な授業が行われた。

 模擬授業の定員30人を上回る参加者が集まったマンガコースでは「トレース台でキャラクターを描こう!」をテーマに、参加者全員に1台ずつトレース台が貸し出され、全員がイラストのトレースに挑戦。下書きとペン入れ、消しゴムかけを体験した。トレース台を初めて使用する参加者も多数いたが、映像でトレース方法の基本を学んでからの実技であったため、全員がスムーズに取り組んでいた。当日は大村皓一学部長の特別講義「日本人が描いたマンガが世界で支持される理由」も行われた。

 同校の杉本良一・東京新宿キャンパス事務長は「我が校は学生の個性と感性が大事な学校。(生徒の才能は)どう芽が出るか分かりません。感性豊かな学生を求めている」と話し、模擬体験授業について「オープンキャンパスというと堅苦しいイメージがあるが、イベント性を持たせたい」と説明。「参加、体験してもらって勉学意欲を高めてもらいたい。ショッピングのような感覚、学祭に参加する気持ちでふらっと来てもらい、来てよかった、面白かった、楽しかったと思ってもらえれば」と呼びかけている。

 オープンキャンパスは31日、8月8、21日にも行われ、いずれの日にも模擬体験授業を受けられる。31日は映画コースで「先輩たちの作品を批評しよう!!」、アニメコースで「アニメーションを作ってみよう!」、ゲームコースで「動くアバターを作ってみよう(2)」、イラストレーションコースで「画材体験」をテーマに行われる。8月8日は映画、マンガ、アニメコース、21日は全コースの体験模擬授業が行われる予定。いずれも事前の申し込みが必要。

 各日とも午前10時から大学説明と入試説明、同10時35分から体験模擬授業、昼休みを挟んで午後2時35分からコース説明、同3時25分からキャンパスツアーと個別相談を行う。体験模擬授業を希望しない場合は午後からの参加も可能で、その場合は午後1時から大学説明・入試説明が行われる。また、8月8日午後1時半からは、大村学部長の特別講義を開催する。(毎日新聞デジタル)

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