世界コスプレサミット:名古屋で31日開幕 15カ国30人、「SKE48」も登場 初のSAMURAIサミットも

28日に外務省を訪れたコスプレーヤーらと藤村修外務副大臣(左から3人目)
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28日に外務省を訪れたコスプレーヤーらと藤村修外務副大臣(左から3人目)

 アニメやマンガ、ゲームのキャラクターになりきる「コスプレ」世界一を決めるコンテスト「世界コスプレサミット2010」(主催・テレビ愛知)が31日、名古屋市で開幕する。アイドルグループ「AKB48」の姉妹グループで名古屋・栄地区を中心に活動する「SKE48」がオフィシャルサポーターとして登場するほか、武将や忍者などにふんした人々が参加する「世界SAMURAIサミット」が初めて開催される。2日まで。

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 「世界コスプレサミット」は03年にスタート。日本や米国、フランス、イタリア、ブラジルなど各国の予選を勝ち抜いた代表チームが、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競う「世界コスプレチャンピオンシップ」が05年から行われ、05年にイタリア、06年と08年にブラジル、07年にフランスが優勝、日本代表は09年に初優勝を遂げた。

 今年の「世界コスプレサミット」には、昨年と同様の15カ国30人が参加。一部の代表チームは28日に外務省を表敬訪問した。各国代表は31日午前に名古屋市の目抜き通り「錦通」(名古屋市中区)をパレード、午後は“名古屋のアキバ”ともいわれる繁華街「大須商店街」(同)で一般コスプレーヤーと共にパレードし、「大須観音」(同)の特設ステージでパフォーマンスを披露する。8月1日は商業施設「サンシャイン栄」(同)で日本代表選考会が行われ、午後7時から複合施設「オアシス21」(同市東区)で「世界コスプレチャンピオンシップ」が行われる。審査員は、声優の古谷徹さん、歌手の影山ヒロノブさん、カナダ人アニソン歌手のHIMEKAさんらで「SKE48」も出演する。

 「世界SAMURAIサミット」は、東海地方は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑をはじめ、ゆかりのある有名戦国武将が多いことから、名古屋開府400年を記念して名古屋市が「武将都市ナゴヤ」を積極的にPRすると発表し、それを受けて開催が決定された。31日に有名武将や忍者に扮(ふん)した人々が錦通をパレードするほか、8月1日は「オアシス21」で、織田信長らのふんそうをして名古屋城で活躍する「名古屋おもてなし武将隊」によるパフォーマンスや、ゲーム「戦国BASARA」シリーズのプロデューサー小林裕幸さんのトークショーなどを行う。また「戦国BASARA3」に登場する武将にちなんだオリジナルメニューを扱うカフェ「戦国BASARA3×Caffe Biancoコラボカフェ」(同市中区)が31日までオープンしている。

 テレビ愛知では、生身の人間が演じるキャラクターを「生キャラ」と命名。「今後はこのような(生キャラの)『武将隊』が全国でどんどん増えて一大ブームになることが予測される」とし、「『世界SAMURAIサミット』は(名古屋市という)“戦国武将の聖地”で開催することもあり、全国の武将隊、Neo侍のあこがれの舞台となるように仕掛けていく」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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