書泉ブックタワー（東京都千代田区）のライトノベル売り上げランキングによると、西尾維新さんの小説「猫物語　黒」（講談社）が1位だった。

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　「猫物語　黒」は、西尾さんの「物語」シリーズ最新作。完全無欠の委員長、羽川翼が、ゴールデンウイークに一匹の猫に魅せられた話が語られる。ヒット作「化物語」よりも以前を描いたストーリーで、これまで明かされなかった「悪夢の九日間」がひもとかれている。

　2位は賀東招二さんの「フルメタル・パニック！」11巻（富士見ファンタジア文庫）。アニメ化もされた人気シリーズの最新作で、物語の完結へと向かう「ずっと、スタンド・バイ・ミー」の上巻。宿敵のレナードとともに姿を消したかなめを取り戻す、宗介の最後の戦いが描かれている。

　3位は、友だちづくりのために創設した「隣人部」に美少女が続々入部してくるというラブコメディー「僕は友達が少ない」4巻（MF文庫J）。4位には、人気のファンタジー「ゼロの使い魔」19巻（同）がランクインした。（毎日新聞デジタル）

◇10年7月ラノベランキング（東京・秋葉原　書泉ブックタワー調べ）

1位　猫物語　黒（講談社）

2位　フルメタル・パニック！　11巻（富士見ファンタジア文庫）

3位　僕は友達が少ない　4巻（ＭＦ文庫Ｊ）

4位　ゼロの使い魔　19巻（ＭＦ文庫Ｊ）

5位　乃木坂春香の秘密　12巻（電撃文庫）

6位　クラッシュ・ブレイズ　ファロットの休日（中公ノベルスファンタジア）

7位　境界線上のホライゾン　3巻（中）（電撃文庫）

8位　リアルバウトハイスクール　19巻（富士見ファンタジア文庫）

9位　火の国、風の国物語　10巻（富士見ファンタジア文庫）

10位　レンタルマギカ　白の魔法使い（スニーカー文庫）