ノイタミナ:11年1月新アニメは「フラクタル」 「らき☆すた」山本寛監督が「引退も辞さない」

アニメ「フラクタル」のビジュアル(c)フラクタル製作委員会
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アニメ「フラクタル」のビジュアル(c)フラクタル製作委員会

 フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で、「らき☆すた」「かんなぎ」の山本寛(ゆたか)監督の「フラクタル」が11年1月から放送されることが10日、明らかになった。山本監督は制作にあたって「声明」を発表し、「もうアニメはだめかもしれない」と1年以上悩みながらも、「このままあきらめるのはあまりにも後ろめたい。犬死に覚悟で、もう1本だけアニメ監督をしてみようと思います。失敗をすれば引退も辞さない。しかしそれでも今の皆さんに伝えるべきものがきっとある」と不退転の決意を語っている。

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 「フラクタル」は、働かなくても生きていける「フラクタル・システム」が完成して1000年が経過し、システムの維持が人類の幸せであると疑わない世界が舞台。大陸の片隅の島で、日々を漫然と生きる少年・クレインは、何者かに追われてがけの下に転落した少女・フリュネを助ける。だがフリュネは、ペンダントを残して姿を消してしまい、ペンダントには少女の姿をした「アバター」(分身キャラクター)のネッサが閉じ込められていた。クレインは、ネッサとともにフリュネを探す旅に出て、システムの秘密を知る……というオリジナルの冒険ファンタジー。

 シリーズ構成は、「黒執事」「とらドラ!」の岡田麿里さん、ストーリー原案は、「クォンタム・ファミリーズ」で三島由紀夫賞を受賞した東浩紀さん、キャラクター原案は、ライトノベル「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 」のイラストを描いた左さんが担当する。制作は、劇場版アニメ「宇宙ショーへようこそ」などの「A-1 Pictures」。9月からスクウェア・エニックスのマンガサイト「ガンガンオンライン」でマンガを連載する予定。(毎日新聞デジタル)

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