ヘルプマン!:老人介護問題に迫る人気マンガが舞台化 9月に吉祥寺で上演

くさか里樹さんの「ヘルプマン!」(講談社)1巻の表紙
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くさか里樹さんの「ヘルプマン!」(講談社)1巻の表紙

 老人介護の現場で働く男性の葛藤(かっとう)や挑戦する姿を描き、高齢化社会の問題に迫る、くさか里樹さんのマンガを原作にした舞台「ヘルプマン!」(なるせゆうせい演出)が9月15日から東京都武蔵野市の吉祥寺シアターで上演される。

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 原作の「ヘルプマン!」は、主人公が老人介護の理想と現実でもがきながら挑戦する姿を描き、「イブニング」(講談社)で03年から連載中の人気マンガ。福祉学校では教材として使用され、推薦図書として取り上げる高校もあるという。

 舞台版は、就職活動もせずに惰性で学生生活を送る大学4年生の恩田百太郎が、自身の祖母らの介護の必要性を実感していくうちに老人介護の世界に飛び込む。「老人に生き生きとした余生を送ってほしい」をモットーに、グループホームで働く百太郎だったが、良かれと思ってした行動も、同僚からは異分子扱いされ、クビになってしまい……というストーリー。

 舞台を企画・制作した「オフィスインベーダー」は、「介護問題の現実や介護の現場で力強く生きる人々の存在、介護され、介護にかかわる人々の愛と感動のドラマを描きます」としており、「少しでも多くの人がマンガ『ヘルプマン!』を手に取るきっかけになれば」と舞台化に期待を込めている。

 舞台は、9月15~20日の全9回公演。チケットは全席指定で4500円。16日までイープラス独占先行発売、17~27日に各プレイガイドで先行発売後、28日から一般発売。(毎日新聞デジタル) 

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