木の実ナナさん(64)と近藤正臣さん(68)が24日、アイドルグループ「AKB48」の秋元才加さん(22)らと共演する音楽劇「ACT泉鏡花 妖しのポップファンタジー」の会見に出席した。木の実さんは「私も15歳でデビューしたから(AKB48のメンバーに)違和感はありません。私もみんなと同じAKBです。(AKB48は)『AKB49』になりました。(プロデューサーの)秋元(康)さんに言っておきます」といって共演者や報道陣を笑わせていた。
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「ACT泉鏡花」は、文豪・泉鏡花の作品世界を描く音楽劇。泉鏡花(近藤さん)と、後に泉鏡花の妻になる芸者すゞ(木の実さん)の物語を軸に、泉鏡花の代表作「天守物語」「海神別荘」「湯島の境内」「絵本の春」「義血侠血(瀧の白糸)」の五つの物語をオムニバス形式で演じる。男性のみで構成される人気劇団「スタジオライフ」の松本慎也さん、山本芳樹さん、曽世海司さんも出演。劇中では「AKB48」の楽曲「月見草」「飛べないアゲハチョウ」「桜の栞」なども披露される。
秋元さんは「木の実さんや近藤さんと一緒にけいこ場にいられることが光栄。いろんなことを吸収してアイドルではない新しい一面をみなさんに見せたい」と意気込んだ。会見には、同舞台に出演する「AKB48」の仲川遥香さん(18)、片山陽加さん(20)、佐藤亜美菜さん(19)、「SDN48」の浦野一美さん(24)も出席した。
木の実さんは「AKB48」メンバーらとの共演に「跳び上がってよろこんだ。若さを取ってやろうと思った」とコメント。一方、近藤さんは「不安でとてもブルー。みんなと1カ月スパーリングですね。勝つ自信はないけど引き分けには持ち込みたい。(会見の発言を聞いて)みなさんすごいですね。まじめなのか、余裕なのか……」とたじたじの様子。近藤さんに「本気だね」と声をかけられた秋元さんらは「はい!」と大きな声で返事をし、近藤さんは「怖い……」と及び腰になり、木の実さんは「みなさんに付いていきます」と苦笑いしていた。木の実さんは舞台を「摩訶不思議(まかふしぎ)な世界に(観客を)お連れする作品」と紹介した。
公演は10月1~10日に東京グローブ座で行われ、同月12日に仙台電力ホール(仙台市青葉区)、同月15日に名古屋名鉄ホール(名古屋市中村区)、同月17日に長崎市公会堂(長崎市魚の町)、同月20日に京都芸術劇場春秋座(京都市左京区)、同月23、24日に北國新聞赤羽ホール(金沢市南町)で行われる。(毎日新聞デジタル)