洋菓子販売の不二家が24日、生誕60周年を迎えるマスコットキャラクター「ペコちゃん」と「ポコちゃん」のリアル版を選ぶ「ペコちゃんスマイルコンテスト」の最終審査を開き、応募2197人の中から、ペコちゃんに3歳の高橋ジュリアちゃん、ポコちゃんに4歳の菅俊輔くんが選ばれた。3月に男児を出産したばかりの女優の酒井美紀さんが特別審査員を務め、「みんなポコちゃんに見えます。悩ましいですね。口角が上がりっぱなしで、すごく幸せな気分です」と子供たちの笑顔にメロメロになっていた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
同コンテストは、リアルなペコちゃんとポコちゃんを決定する不二家初のイベント。3歳~小学校4年生の「ペコちゃんやポコちゃんのように明るく元気で笑顔がすてきなお菓子好きの女の子、男の子」を対象に、5月1日~6月7日まで募集し、最終審査ではペコちゃんとポコちゃんの候補各9人が、手話や楽器の演奏、歌などで自己アピールした。ジュリアちゃんは、アップテンポのダンスを披露し、グランプリに選ばれると、「うれしいー」と、ペコちゃんのぬいぐるみに顔をうずめて可愛らしく喜んでいた。ポコちゃんの菅俊輔くんは、特技の腕立て伏せとブリッジでアピールし、「楽しかった~」と話していた。
酒井さんは「私が初めてオーディションに参加したのも10歳くらい」と話し、当日はすごく緊張して『行かない』とだだをこねたり、うまくいかなくて落ち込んだりしました」と、懐かしそうに思い出を語った。自身の子供については「今5カ月なので、不二家デビューはまだ」と話し、「早くペコちゃん、ポコちゃんと会わせたいし、大好きな昔ながらのナポリタンを食べさせたい」と笑顔で話していた。
イベントには、およそ60年ぶりの復活となる初代「張り子店頭ペコちゃん人形レプリカ」も披露された。ペコちゃん部門とポコちゃん部門のグランプリには、賞金10万円と記念トロフィー、オリジナル図書カード5万円分などの賞品が授与された。受賞者は、ペコちゃんミュージアムの1日館長のほか、今後店頭ポスターに出演し、不二家のPRで活躍する。(毎日新聞デジタル)