来日した韓国の9人組女性アイドルグループ「少女時代」が25日、「有明コロシアム」(東京都江東区)で、デビューイベント「プレミアム ショーケース ライブ」を行った。3回の公演で、デビューイベントとしては異例のファン約2万2000人を動員した。日本で初めてパフォーマンスを披露したメンバーは口々に日本語で「やっと東京に来られました」「日本のファンのみなさんに初めて会うということで、とても意味がある」などと話し、日本語が得意というスヨン(20)さんは「こんなにたくさんのみなさんが来てくれてとってもうれしい。応援してください」と話していた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
「少女時代」は、スヨンさん、ティファニーさん(21)、ジェシカさん(21)、ヒョヨンさん(20)、ソヒョンさん(19)、ユナさん(20)、テヨンさん(21)、ユリさん(20)、サニーさん(21)の9人グループで、07年に韓国でデビュー。09年に韓国のKBS MUSIC RANKで9週連続1位を獲得した人気グループ。台湾、タイ、フィリピンの各種音楽チャートでも1位を獲得、中国でもツアーを行うなどアジア全域で活動しており、9人のダンスやコスチューム、美脚などに人気が集まっている。日本では、今月11日にDVD「少女時代到来 来日記念盤」を発売してデビュー。DVDは、オリコンDVD音楽ランキングで3位、総合ランキングで4位となり、韓国女性グループとして初めて5位以内を獲得した。
メンバーがステージに登場すると、すでに総立ちとなっていた観客からは「きゃー!」と歓声があがり、「少女時代」は9月8日に発売予定の日本デビューシングル「GENIE」と「Oh」を披露。全員で声をそろえて日本語で「こんにちは、少女時代です」とあいさつし、自己紹介の後、「Run Devil Run」「into the new world」「Gee」を熱唱した。熱狂した観客は「かわいいー!」と声援を送ったり、合いの手を入れたり、ペンライトを振ったりしてパフォーマンスに応えていた。全5曲を約30分にわたって披露して観客を魅了し、スヨンさんは「みなさんと一緒に楽しい時間を過ごせてよかった」と満足そうだった。最後はメンバー全員で手をつないで深々とお辞儀をし、観客に手を振って笑顔で退場した。
イベントは、DVD購入者を招待したショーケース・ライブ。完全生産数量限定盤DVDに封入された参加券1枚で2人が参加可能で、全国から応募があるなど参加希望者が殺到したため、当初1回の予定だった公演を、急きょ1日3回公演に変更。10代、20代の女性を中心に各回約7000人のファンを動員した。
日本デビューシングル「GENIE」は、韓国で発売した同曲に日本語の歌詞をつけた「Japaneseバージョン」をメーンに、韓国で発売された「Koreanバージョン」も収録する。1100円。初回盤は撮り下ろしフォトブックやトレカが封入され、ミュージック・ビデオが収録されたDVD付きで1800円。期間限定盤限は、DVD付きで1400円。(毎日新聞デジタル)