歌手の森高千里さんが30日、不二家創業100周年を記念して制作された「ペコちゃんの歌」発表会に、作曲家の久石譲さんとともに登場。森高さんは「おやつを食べられる前のワクワク感、明るく元気良く楽しく歌ってほしい。うちの子供たちと一緒に歌っていて、昨日は下の子は替え歌を作って歌っていました。おやつを食べる前に手を洗いながら歌ってもらえれば」と母の顔を見せ、「子供はもう覚えているので、久石さんのマジックみたいですね。（夫の江口洋介さんは）まだ全部は聞いてないので、『はまるね』って言ってくれればうれしいですね」と話した。
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「ペコちゃんの歌」は、おやつを囲む子供たちの思いをテンポのよいリズムで表現。作詞は久石さんの娘で歌手の麻衣さん、作曲は久石さん、歌を森高さんが担当する。久石さんは「節目の時にこういう作曲を頼まれたのは縁があると思います。アーリーアメリカン、古き良きアメリカの良さ、フォスターのような夢を追いかけるようなナチュラルな感性、アメリカンなかっこよさを今やるのが必要だとおもって、アレンジでもバンジョーを使って感じを出しました。現実の子供が動いているときに合うメロディーを考えました。音程だとか気にせず大きい声で元気よく歌ってください」と楽曲について話し、森高さんの歌声について「ずっと歌ってらっしゃっている方の、個性的な声の人だなと強く感じました」と評した。
森高さんは「覚えやすいですが、実際は細かいメロディーが難しくて、何回も納得いくまでレコーディングさせていただきました。久石さんが聞かれるということで緊張してしまい、子供の気持ちで歌おうと思っていましたが、素直な気持ちで音程を外さず歌うのは難しかったです」とレコーディングを振り返った。
発表会では、先日行われた「スマイルコンテスト」でグランプリとして選ばれたペコちゃんのそっくりさん、高橋ジュリアちゃんら入賞者がペコちゃんの着ぐるみとダンスを披露した。楽曲は不二家の新CMや全国の児童施設を回る「ペコちゃんが行く！不二家キャラバン隊」のイベントで使用されるほか、30日から不二家のウェブサイトで聴くことができる。（毎日新聞デジタル）
