米女優のミラ・ジョボビッチさんが3日、主演映画「バイオハザード4 アフターライフ」(ポール・W・S・アンダーソン監督)の来日記者会見に、ウェントワース・ミラーさん、アリ・ラーターさんらと登場。ジョボビッチさんは、続編があったらどうする?との質問に「冗談でしょ!? 私は8年ずっと、これをやってきた。これからも続けるわよ! アリも妊娠してるし、私にも娘がいるから、次の世代にバトンタッチできるまで、12、13と続けていきたいわ」と意欲を見せた。
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「バイオハザード4」は、世界で大ヒットしたアクションホラーゲームを映画化したシリーズ最新作で、ウイルス感染したアンデッド(ゾンビ)たちがさまよう、完全に荒廃した東京・渋谷から始まる。ウイルス感染によって荒廃した世界で、生き残った人間を探して旅をするアリス(ジョボビッチさん)が、ウイルスに支配されないたった一つの安全な場所の手がかりを得て、ロサンゼルスに向かうが、そこは何千ものアンデッドに埋め尽くされていた。刑務所に隠れながら生き残っている人間たちを脱出させるため、アリスは危険なわなに足を踏み入れる……というストーリー。歌手で女優の中島美嘉さんも東京での第1感染者として出演している。映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督の協力の下、3Dで撮影・編集を行ったフル3D作品。ジョボビッチさんは「3Dのカメラで撮影ということで、特にアクションシーンではごまかしが利かなくなった。パンチもキックも非常に近くでやらなければならなかったので、実際にパンチを浴びたり、蹴りが相手に入ってしまうこともしょっちゅうあった。俳優みんなあざだらけで、アリは指を骨折したりしたわ」とけがの絶えない現場を明かした。
「3」にも出演し、米ドラマ「HEROES/ヒーローズ」で人気となったアリ・ラーターさんは、クレア・レッドフィールド役で再登場。「子どものころは父親に『ランボー』や『ターミネーター』を見せられて育ったし、19歳でハリウッドに来たときもタフにならなければならなかったから、そいうことが今回使えたかもしれないわね」と話し、「一番大変だったのは“処刑人”と対決するところ。3日間、雨に濡れながら寒い中、撮影を続けました。ファントムという新しい技術のカメラを使った撮影では、カメラの故障で3時間待ったこともあったわ」と振り返った。
米ドラマ「プリズン・ブレイク」でブレークしたミラーさんは、クレアの兄のクリス・レッドフィールドを演じ、劇中ではドラマ同様監獄に入れられた状態で登場し、「脚本を読んだらああいう状態だったので、思わず笑ってしまった。『プリズン・ブレイク』を見たファンはほくそ笑むシーンになると思うよ」と笑顔で話し、「3Dの撮影に参加できるということで非常に興奮しましたね。『バイオハザード』はキャラクターが非常に3D向きで、他の作品以上に3D向きだと思う。この偉大な作品に参加できて本当にうれしいよ」と語っていた。
映画は、4、5の両日に世界で最も早く先行ロードショーされ、10日からは丸の内ピカデリー(東京都千代田区)など全世界で同時公開。(毎日新聞デジタル)
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