アニメ質問状:「生徒会役員共」放送コードにかかりそうな発言も… 何度見ても楽しめるよう

アニメ「生徒会役員共」の1シーン(C)氏家ト全・講談社/桜才学園生徒会室
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アニメ「生徒会役員共」の1シーン(C)氏家ト全・講談社/桜才学園生徒会室

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、女子高から共学になったばかりの学校を舞台に、不用意発言を連発する生徒会の日常を描いたアニメ「生徒会役員共」です。金澤洪充監督に作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

 −−作品の概要と魅力は?

 主人公である少年の周りをさまざまな女子高生が取り囲み、学園生活を営むお話です。でもフツーにモテモテ話ではなく、放送コードに引っかかりそうな下ネタをヒロインたちが発言しちゃうというある意味がっかり、ある意味ごほうび満載の内容です。ですが下ネタはベトベトせずさわやかに楽しめるところが大きな魅力だと思います。

 −−アニメ化するうえで心がけたことは?

 原作のキャラクターもお話も大変魅力的なものなので、単行本にあるエピソードは一つももらさず再現することを最優先に作りました。その上、日常シーンと下ネタオチにギャップ感を出すため日常の絵作りにかんしては徹底的に奇麗に描き、オチのところは原作と同じ絵になるようにしました。あとはキャラの動きなど可愛くなるようにスタッフ一同気を使ったつもりです。

 −−作品を作るうえでうれしいこと、逆に大変なことは?

 各打ち合わせやアフレコで笑ってほしいところで、スタッフなど関係者がちゃんと笑ってくれたときがやっぱりうれしいですね。絵コンテを描いてるときは1人の作業なんで、不安になることが多いので……。原作エピソードを再現する時は、イチ原作ファンとして非常に楽しいです(笑い)。(マンガ作者の氏家ト全)先生の安定度に頼りっきりみたいですが……。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 とにかく楽しんでいただけること、何度も見直していただけるものができるようにスタッフ一同で作り上げたアニメです。肩ひじ張らず、友達とワイワイ騒ぎながら、もしくは1人でクスリと笑いながら見ていただけると幸いです。応援よろしくお願いします!

生徒会役員共 監督 金澤洪充

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