埼玉県久喜市(旧鷲宮町)で5日開かれた秋祭り「土師祭(はじさい)」に最終日の5日、人気アニメ「らき☆すた」のキャラクターが描かれた「らき☆すた神輿(みこし)」が登場した。6月に中国・上海万博に出展したバージョンアップ仕様で、担ぎ手も約50人に増えた。公募で選ばれた約150人に、途中から一般参加の飛び入りも加えたファンが神輿を担ぎ、「萌ーえ!萌ーえ!」や「かーがーみ!」「こーなーた!」とキャラクターの名前をさけびながらいっぷう変わったお練りを繰り広げた。
ウナギノボリ
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「らき☆すた神輿」は、“聖地”鷲宮神社をスタートして、ファンの手で町を2時間以上かけて練り歩いた。神輿の周りには、携帯電話やカメラでその姿を収めようとするファンや、掛け声とともにキャラクターの名前をさけびながらペンライトを振り回してジャンプするファンなど、いっぷう変わったお練りを楽しんでいた。
鷲宮神社は、日本書紀にも名前がある「関東最古の大社」とも言われており、土師祭では神社に奉納されている「千貫神輿」が、同町の通りを練り歩く。「らき☆すた」みこしは、キャラクターを四方に配置し、夜になるとあんどんのように光るのが特徴。
「らき☆すた」は美水かがみさんが「月刊コンプティーク」などで連載中の4コママンガが原作のアニメ。オタクの女子高生・泉こなたや、柊かがみ・つかさの双子姉妹らの日常を、さまざまな作品のパロディーを交えながら描いている。作品に登場する神社のモデルが鷲宮神社だったことから多数のファンが詰めかける“聖地”となり、初詣で客がアニメ放送開始前より5倍増の45万人となり、アニメを使った町おこしの走りとして注目されている。(毎日新聞デジタル)
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