らき☆すた:土師祭に7万人 アニメ神輿とオタ芸効果で3年連続増 町おこし着々

7万人が参加した土師祭で盛り上がる人たち
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7万人が参加した土師祭で盛り上がる人たち

 アニメ「らき☆すた」を使った町おこしで知られる埼玉県久喜市(旧鷲宮町)で5日開かれた秋祭り「土師祭(はじさい)」の来場者数が3年連続増の7万人だったことが6日、明らかになった。「らき☆すた」のキャラクターを描いた「らき☆すた神輿(みこし)」に加え、今年は「オタ芸」をメーンにしたイベント「WOTAKOIソーラン祭り」を開催して注目された。

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 土師祭は今年で28回目。「らき☆すた神輿(みこし)」を導入する前の07年の来場者数は3万人だったが、08年に5万人、09年に6万5000人と着実に増えている。

 「オタ芸」とは、ステージで歌うアイドルに合わせて、熱烈なファンたちが集団となって同じ振り付けとかけ声で応援したのが発祥で、アップテンポの曲に合わせて腕や頭を素早く振り回すなどの激しい動きが特徴。6日の「WOTAKOIソーラン祭り」では、その“最先端”の踊りを見ようと500人以上が集まり、ステージが特設された通りは大混雑した。

 土師祭は、日本書紀にも名前がある「関東最古の大社」ともいわれる鷲宮神社に奉納されている「千貫神輿」が、同町の通りを練り歩く。07年にアニメ「らき☆すた」の人気でファンが訪問する“聖地巡礼”が起こり、ファンとの交流を進めていた地元の商工会が、アニメのキャラクターを飾った神輿を町外から来たファンが担ぐというアイデアを出した。10年の鷲宮神社の初詣で客がアニメ放送開始前より5倍増の45万人となり、「らき☆すた神輿」は中国の上海万博に出展するなど、アニメを使った町おこしとして注目されている。(毎日新聞デジタル)

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