子供向けの工作番組「できるかな」のノッポさんでおなじみの高見のっぽさんが7日、「脳トレ」の川島隆太・東北大教授と森永製菓の共同会見に参加。「ホットケーキの調理が働く親と子のストレスを軽減する」という研究発表にちなんで、ホットケーキが焼き上がるまでの3分間で工作を完成させるパフォーマンスを披露し、会場から大きな拍手を浴びた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
高見さんは、幼いころに父から競輪や競艇選手の道を勧められたエピソードを紹介しながら、用意されたA4サイズ紙を折り曲げていき、最後に紙を斜めに切り落とし、星マークを作った。川島教授も工作に挑戦し、「(会場のみんなも作っているので)一人だけ失敗したらいやだな」と苦笑いしながら何とか完成させて、ほっとした笑顔を見せた。
川島教授は、関東に在住する69組の共働き親子を対象に、「ホットケーキを1週間に1度母子で作る」「父子で作る」「作らない」のグループに分け、6週間実験を行った。その結果、ホットケーキを作った親子では、親のストレスが軽減し、子供も機嫌がよくなることが分かった。川島教授は「今の社会は、精神的な豊かさが失われる傾向にある。教育的観点から見ると、家庭のコミュニケーションと質と量が減ったためで、おやつを作ることでお互いが向き合えばうまくいくのではないか」と話した。(毎日新聞デジタル)