ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、不良少女と平凡な少年が、こっそり付き合いながらも周囲をドタバタに巻き込むという忍さんのコメディー「ヤンデレ彼女」(スクウェア・エニックス)です。ガンガンJOKER編集部の河野謙一さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
「ヤンデレ」といえば、「病んでる少女」が「デレ」るというのが一般的ですが、このマンガは「ヤンキー」が「デレ」るマンガです。恐怖の代名詞になるほどのヤンキー少女・竜崎レイナが、まじめな優等生・田中学と一目ぼれの恋に落ちてしまい、初めての恋に可愛らしく右往左往。
また、ヤンキーとしての体面を守るため、こっそり秘密のお付き合いになるのですが、周囲の人々にバレそうになるたびに繰り出される暴力的なごまかし&照れ隠し。ついニヤニヤしてしまう、初々しい2人の恋のキュートさと、濃いキャラたちが繰り出すギャグ、その二つがこの作品の魅力です。
−−作品が生まれたきっかけは?
雑誌での4コママンガの勝ち抜き企画が初出です。読者の皆様の応援のおかげで生まれたマンガだと思います。雑誌発売の数週間前に某週刊少年誌で、ほぼ同じコンセプトのマンガが始まっていたことを知ったときは、ちょっと焦りましたが、その後は多少なりと意識したことでハードルが上がり、ネームのクオリティーアップにつながったのではないかと思います。
−−作品を担当するうえでうれしいこと、逆に大変なことは?
月並みですが、勢いのあるネタを毎月最初に読ませていただくことができるのはうれしいことだと思います。また、描き文字の文字間違いの多い作家さんで、たまに見たことのない漢字があり、キャラの混乱ぶりがより強調されているようで、ネームならではの楽しさになっていると思います。
逆に校正時には、どの描き文字を見ても間違えているような気がしてきて、校正にやたらと時間がかかってしまうのが大変なことです。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
単行本1巻も累計10万部を超え、ますます絶好調! 22日発売の最新第4巻では、脇キャラの女の子にも恋の予感が……? しかもお相手はあの……!という衝撃の展開が待っています。ただのギャグだけではない、繊細なネームの作りができた回ではないかと思います。今後は、主人公2人のバカップルぶりだけでなく、脇キャラたちのこれからカップルになっていくぎこちない恋愛も楽しみな要素になっていきます。
「ヤンデレ彼女」は、紙媒体の雑誌ガンガンJOKERと、ウェブ雑誌「ガンガンオンライン」で同時連載をしていますが、それぞれで毎月違うネタを掲載していますので、ぜひ両方ともチェックしてみてください。また、同日発売のガンガンJOKER10月号では、表紙&巻頭カラー、クリアファイルの付録付きです。こちらもぜひチェックしてみてください。
スクウェア・エニックス ガンガンJOKER編集部 河野謙一
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