映画興行成績:「バイオハザード4」がトップ 「悪人」は初登場2位

「バイオハザード4 アフターライフ」の一場面
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「バイオハザード4 アフターライフ」の一場面

 13日発表された11、12日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、10日公開されたホラーアクションシリーズの最新作「バイオハザード4 アフターライフ」が、4、5日の先行上映を含めた土日で68万8000人を動員し、初登場で1位に輝いた。また、ヒロイン役の深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞に輝いた「悪人」が初登場2位だった。

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 「バイオハザード4」は、カプコンの同名ゲームが原作で、ミラ・ジョボビッチさん演じるアリスがアンデッド(ゾンビ)と激闘を演じる人気ホラーアクションの最新作。物語は、東京の地下に設けられたアンブレラ社の本部を襲撃したところから始まり、戦いの場をアラスカ、ロサンゼルスへと変えながら、無数のアンデッドたちと死闘を繰り広げる。本格的な3D映画で、前作でアリスと行動を共にした「HEROES」のアリ・ラーターさん演じるクレアが今回も登場し、また、人気テレビシリーズ「プリズン・ブレイク」でブレークしたウェントワース・ミラーさんが、クレアの兄、クリスを演じている。土日2日間の成績では「2」の138%、「3」の116%とシリーズ史上最高の出足で、累計興行収入も13億円を突破している。

 「悪人」は、芥川賞作家の吉田修一さんのベストセラー小説が原作。ふとしたきっかけで殺人を犯してしまった妻夫木聡さん演じる長崎の土木作業員が、深津さん演じる佐賀の紳士服店員と出会って強烈な恋に落ち、2人で逃避行を繰り広げる……という物語。観客は男女比34:66と女性が多く、40~50代の高年齢層を含む20代以上の客層に高い支持を受けているという。

 その他の新作では、難病に苦しみながら懸命に生きる少女のために、溝端淳平さん演じる主人公が、すでに解散したよさこい祭りの伝説のチーム「いちむじん」を再結成させようと奮闘する「君が踊る、夏」が8位に入った。(毎日新聞デジタル)

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