栗山千明:「アニメ化したら見たい」 「このライトノベルがすごい!大賞」授賞式に登場

「このライトノベルがすごい!」授賞式に出席した女優の栗山千明さんと大賞の大泉貴さん
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「このライトノベルがすごい!」授賞式に出席した女優の栗山千明さんと大賞の大泉貴さん

 宝島社の「第1回このライトノベルがすごい!」の授賞式が14日開かれ、特別選考委員を務めた女優の栗山千明さんがプレゼンターとして登場し、「ランジーン×コード」で大賞を受賞した東京農工大大学院生の大泉貴さんに花束を手渡した。栗山さんは「ライトノベルが好きだからこそ(選考に)迷いました。アニメ化したら見てみたい」と語り、大泉さんは「ずっと書きたいと思っていた設定で、自分が面白いと思えるものを詰め込みました。これが大賞になるとは世の中分からないものです」と謙虚に喜びをかみしめていた。

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 同賞は、05年から毎年刊行しているライトノベルのガイド本「このライトノベルがすごい!」から生まれた新人賞。第1回となる今回は752作品が応募。「ランジーン×コード」は、遺言詞によって脳が変質し、通常の人間とは異なる形で世界を認識するようになった者たち「コトモノ」と人間の共存する世界を描くバトルファンタジーで、金賞に「僕たちは監視されている」の里田和登さん、栗山千明賞に「ファンダ・メンダ・マウス」の大間九郎さん、特別賞に「伝説兄妹!」のおかもと(仮)さん、優秀賞に「暴走少女と妄想少年」の木野裕喜さんがそれぞれ選ばれた。10日に「このライトノベルがすごい!文庫」から5作同時に発売されている。

 里田さんは「病気で5年前に仕事をやめ療養した。引きこもって4年目に『まずい』と思い、大きなことをやってみようと去年から執筆に挑戦しました」と明かし、栗山千明賞を受賞した「ファンダ・メンダ・マウス」の大間九郎さんは「栗山さんの人生の汚点とならないようがんばります」とジョーク交じりに喜びを語っていた。(毎日新聞デジタル)

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