二宮和也:アイドルとして「かゆいところに手が届く存在でありたい」 ファンが喜ぶことを第一に

「独断と偏見」を発売する二宮和也さん 撮影/Sai
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「独断と偏見」を発売する二宮和也さん 撮影/Sai

 二宮和也さんがこのほど、東京都内で行われた6月17日に発売される自身初の新書「独断と偏見」(集英社)の取材会に出席。1999年にアイドルグループ「嵐」のメンバーとしてデビューし、絶大な人気を誇る二宮さんが、自身が考える「アイドルとしての信念」を語った。

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 2020年末に活動休止を発表し、2026年春のツアー開催を最後に活動終了することを発表した嵐。長年アイドルとして活躍してきた二宮さんは、「(アイドルとして)こうあるべきと思っているのは、ちゃんと相手方に対しての欲求を考えてあげること。かゆいところに手が届く存在でありたいなと思っていました」と語る。

 「最新最先端なものを融合していって、また新たな可能性を、というのはもちろんありますけど、いま何を聞きたいのか、最新の曲ではないんじゃないか、本当は往年のヒット曲なんじゃないかということを、ちゃんと分かった上でかなえてあげられる人たちがアイドルなんじゃないかなと思っていますね」

 さらに二宮さんは「自分たちのことを支持してくれているコミュニティーの人たちが喜ぶことをまず第一にやっていく。そこで満たされていけば、お茶の間で応援してくださっている人たちのところにようやくたどりつける」と説明。

 「僕自身は応援してくださる方々のお父様、お母様が『嵐のコンサートだったら行っていいよ』って言うような存在が安全だし安心だし、応援してる子供がすごく楽しそうにしている時間を提供できていたらいいなって常に思っているので、挑戦も冒険もしつつですが、安心安全につながるものも同事に必要なんだなって思います」

 「独断と偏見」は、40代になった二宮さんが、これまで考えてきたこと、いま考えていることを縦横無尽に語った1冊。10個の四字熟語をテーマに、計100個の問いと向き合った。新書判、192ページ。価格は1100円。

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