実写版ヤマト:「エアロスミス」S・タイラーの初ソロ曲「LOVE LIVES」が主題歌に

「SPACE BATTLESHIPヤマト」の主題歌「LOVE LIVES」を歌うスティーブン・タイラーさん
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「SPACE BATTLESHIPヤマト」の主題歌「LOVE LIVES」を歌うスティーブン・タイラーさん

 「SMAP」の木村拓哉さん主演でアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を実写化した映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(山崎貴監督)の主題歌に、米ロックバンド「エアロスミス」のボーカル、スティーブン・タイラーさん初のソロ曲「LOVE LIVES」に決まったことが17日、明らかになった。

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 「主題歌をどうするか」とスタッフ間で話し合っていたところ、世界を魅了する声とカリスマ性がこの映画の世界観にピッタリだと考えた山崎監督から「スティーブン・タイラーはどうだろう」と意見が出され、エージェントを通して正式にオファーした。タイラーさんは英訳した脚本や作品資料を読み、「愛する人を守りたい」という映画のテーマに共感し、快諾。バンドが01年に発売したオリジナルアルバム「JUST PUSH PLAY」のプロデューサー、マーティ・フレデリクセンさんとタイラーさんが再びタッグを組み、セリーヌ・ディオンさんらの楽曲を手がけたことで知られるキャラ・ディオガルディさんと共作し、名バラードを作り上げた。

 山崎監督は「今回、大好きなスティーブン・タイラーがヤマトの主題歌を歌ってくれるのはそれだけでとてもうれしいことだったのですが、何より特筆すべきはこの曲がヤマトのためのオリジナルな書き下ろしだということです。彼がこちらからのオファーに真摯(しんし)に応えてくれて、共に悩み、共に戦ってくれたことは僕らの勇気になりました。ヤマトの世界観を理解しようとするその姿勢には本当に頭が下がる思いでした。本当の意味でのコラボレーションができたことを幸せに感じます」と、喜びのコメントを寄せている。

 「SPACE BATTLESHIPヤマト」は、「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)などで知られる山崎監督がVFXも担当し、70年代後半にブームを巻き起こしたSFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を実写化。西暦2194年、正体不明の敵、ガミラスが地球に侵攻し、その圧倒的な攻撃力によって人類は大半が死滅した。5年後、生き残った人間たちは放射能で汚染された地上を逃れ、地下で生活。元エースパイロットの古代進(木村さん)は、放射能除去装置があるという14万8000光年のかなたのイスカンダル星を目指して旅立つ……というストーリー。木村さんのほか、黒木メイサさん、柳葉敏郎さん、緒形直人さん、西田敏行さん、高島礼子さん、堤真一さんらそうそうたるメンバーが出演する。タイラーさんのシングルはソニーミュージックから11月24日発売。映画は12月1日から全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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