塀の中の中学校:視聴率13.5% オダギリジョー主演SPドラマ 渡辺謙らも出演

スペシャルドラマ「塀の中の中学校」の会見に登場したオダギリジョーさん
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スペシャルドラマ「塀の中の中学校」の会見に登場したオダギリジョーさん

 俳優のオダギリジョーさん主演のスペシャルドラマ「塀の中の中学校」(TBS系)が11日放送され、平均視聴率は13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

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 ドラマは、日本で唯一刑務所の中にあり、義務教育を修了していない全国の受刑者の中から、刑務所内での生活態度が良好で学習意欲があることを条件に、厳しい選考をへて、認定会議で認められた人のみが入学できる公立中学「旭町中学校桐分校」(長野県松本市)が舞台。オダギリさんが演じるのは、プロの写真家を目指しながら、少年院の教師を5年間務め、「桐分校」に副担任として赴任したばかりの石川順平。ドラマでは、渡辺謙さんや大滝秀治さんらが演じる一癖も二癖もある生徒たちが、悩み葛藤(かっとう)しながら卒業式を迎えるまでの1年と、順平が生徒たちの人生に触れ、成長していく姿を描いた。生徒役で、お笑いコンビ「千原兄弟」の千原せいじさん、渡辺さん演じる川田希望の一人息子を森山未來さん、担任教師を角野卓造さんが演じ、蟹江敬三さん、橋爪功さん、高橋克実さんらも出演する。

 「桐分校」は、1日7時間、1年で13科目を学び、年齢にかかわらず詰め襟の学生服を着て授業を受ける。生徒は20~60代と幅広く、高齢化や多国籍化が進んでいるという。同局が88年と01年に報道ドキュメンタリー番組「報道特集」で同校を取り上げたことがきっかけで、ドラマの制作が実現した。内館牧子さんが脚本を手がけ、法務省や「松本少年刑務所」、「旭川刑務所」(北海道旭川市)、「桐分校」で35年にわたって教壇に立った角谷敏夫さんらが協力、テレビドラマで初めて刑務所内でのロケも行ったという。(毎日新聞デジタル)

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