アジア最大級の映画祭「第23回東京国際映画祭」が23日開幕。特別招待作品「白夜行」(深川栄洋監督)に主演した女優の堀北真希さんが、会場の六本木ヒルズ(東京都港区)に隣接するけやき坂に敷かれたグリーンカーペットに、共演の高良健吾さんと船越英一郎さんと登場した。
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「白夜行」は、人気作家・東野圭吾さんが97年から「小説すばる」(集英社)で約2年間連載し、99年8月に単行本として発売、累計190万部以上を売り上げている長編ミステリー小説が原作。映画は、大阪の質屋の店主殺害事件で、何人も容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま、事件は容疑者の自殺をもって一応の解決となる。だが、担当の笹垣刑事(船越さん)だけは、容疑者の娘である暗い目をした美しい少女、雪穂と被害者の息子で物静かな少年、亮司の姿が、いつまでもまぶたに焼き付いていた。やがて、成長した雪穂(堀北さん)と亮司(高良さん)の周囲に、不可解な事件が立て続けに起こる……というストーリー。05年に舞台化され、06年にはTBS系で綾瀬はるかさんと山田孝之さんの主演でドラマ化されている。
堀北さんは黒色のシックなドレスで登場。時折高良さんに話しかけ笑い合うなど、仲むつまじい雰囲気だったが、写真撮影のときは役柄の悪女らしく、キリッとした表情で臨んでいた。
映画祭は31日までおもに同所で開催され、約200作品が上映される。最高賞の「東京サクラグランプリ」を競う「コンペティション部門」は、76の国と地域の832作から選ばれた15作を上映。(毎日新聞デジタル)
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