注目DVD紹介:「とある科学の超電磁砲OVA」主人公が謎の視線で追い詰められ…… お約束も満載

OVA「とある科学の超電磁砲」の1シーン(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN
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OVA「とある科学の超電磁砲」の1シーン(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN

 09年10月~10年3月にテレビアニメが放送され、ブルーレイディスクが1~8巻で約14万本(オリコン調べ)を販売する人気となっている「とある科学の超電磁砲(レールガン)」の新たなストーリーを描いたOVAのブルーレイディスクとDVDが29日、発売される。

ウナギノボリ

 「とある科学の超電磁砲」は、電撃文庫のライトノベル「とある魔術の禁書目録(インデックス)」(鎌池和馬作、灰村キヨタカ画)のスピンオフマンガが原作。人口約230万人のうち8割を学生が占める超能力を研究する「学園都市」を舞台に、最高位の超能力「レベル5」を持つ女子中学生の御坂美琴らが、さまざまな事件にかかわるというストーリー。OVA版は、学園都市を崩壊の危機に巻き込んだ「レベルアッパー事件」の直後から始まる。美琴は暴漢たちをこらしめると、群衆の中に不思議な視線を感じた。友達の一人・佐天涙子は、うわさの都市伝説ではないか……と言い出し、美琴はその後から正体不明の視線に過敏に反応するようになる。そして、美琴の後輩で都市の治安を守る「風紀委員(ジャッジメント)」の白井黒子と、初春飾利も動き出す……というストーリーだ。

 見どころは、テレビと同様、節々に笑いを盛り込みながら展開する学園生活だ。「とある魔術の禁書目録」の不運な主人公・上条当麻が間の悪いタイミングで登場して、美琴に誤解される「お約束」はもちろん、各キャラクターのそれぞれの見せ場も用意されている。

 声優陣やスタッフは、テレビと同じく、美琴役は佐藤利奈さん、黒子役は新井里美さん、長井龍雪監督、制作はJ.C.STAFFが担当する。OVAより先行発売された主題歌「future gazer」は、発売初週でオリコンCDランキングの4位に入るなど、相変わらずの人気だ。

 ブルーレイは6300円、DVDは5250円。(毎日新聞デジタル)

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