爆笑問題:太田光「夢だった」作家デビュー 売れたら解散? 短編集「マボロシの鳥」発売

「マボロシの鳥」の刊行会見でに登場した太田光さん
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「マボロシの鳥」の刊行会見でに登場した太田光さん

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんが29日、作家デビュー作となる短編集「マボロシの鳥」(新潮社)を出版し、会見を開いた。太田さんは「小説家になるのは夢だった。(世間の評価が)ダメでもいい本が出せたという気持ちになれた。あとは死んでもいいや」と喜びを語り、「売れたら爆笑問題をやめて、小説家一本でいくか?」という質問に「あります。印税生活は夢なので」と即座に回答していた。

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 「マボロシの鳥」は、芸人の一瞬の輝きを一羽の鳥に託した表題作、砂漠とテロの国で守りたいものを問う「奇跡の雪」、いじめに遭う高校生のプライドを描く「ネズミ」など、太田さんが1年半かけて書きためたという短編9編を収録。四六判で292ページ、1575円。ビートたけしさんや作家の角田光代さんらが帯に推薦文を寄せている。

 「芸能界きっての読書家」という太田さんは、周囲から批評がないとぼやいた後で、「(批評してほしいのは)村上春樹さんで、大ファンです。村上さんより早くノーベル文学賞をいただきたい」とジョークを飛ばしながら、「全部読んでいます。ぜひ感想を」と呼びかけていた。(毎日新聞デジタル)

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