市川由衣:休日は演劇を見に 韓国で焼き肉も ドラマ「桂ちづる診察日録」主演

「50代、60代になるのが楽しみ」と語る市川由衣さん
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「50代、60代になるのが楽しみ」と語る市川由衣さん

 NHKの土曜時代劇「桂ちづる診察日録」(毎週土曜午後7時半)に主演し、ドラマ初主演で初めて時代劇に挑戦した市川由衣さん。役が決まってから撮影に入るまでの半年の準備期間に殺陣師の道場に通ったり、和服やカツラ、江戸時代の所作などをじっくりと学び、自分のものにしたことで、プレッシャーをはねのけて自然体で千鶴を演じることができた。WOWOWのドラマW「東野圭吾『幻夜』」(11月21日スタート)にも定食屋の娘役で出演しており、話題作に続々と出演が決まっている市川さんだが、撮影の合間には「舞台を見に行ってます」と今回のドラマの共演者が出演する公演を精力的に観賞しているという。長い休みは「旅行に行く」という市川さんにオフの過ごし方や生き方などを聞いた。(細田尚子/毎日新聞デジタル)

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 市川さんは長い休みがあると「結構旅行に行ってますね」という。最近は「海外だったらニューヨークに一人旅したり、韓国に焼き肉を食べに行ったり。国内なら友だちと温泉ですね。伊豆に行ったり」と旅を楽しんでいる。撮影の休みの日など、短い休みは「だいたい舞台を見に行きます」とか。「最近は(お竹役で共演している)キムラ緑子さんの舞台を見に行きました。すごくよかったです! (キムラさんの)劇団M.O.P.の公演って初めて見たんですけど、言葉に表せないくらいすごくって。人生を描いているんですけど、いいことも悪いことも含めて、年を取ったときに振り返って、『充実した人生だった』と思えるような生き方を描いていて感動しました」と目を輝かせる。共演の三宅裕司さんの劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の舞台も見に行った。

 それ以外は「岩盤浴に行きますね。なるべく汗をかいて、お水をたくさん飲んで、お肌の調子を整えています」と美容にも気を遣う。ふだん忙しくしていても「大変なときこそチャンスだ」と思うようにしているという。「友だちから言われたんですけど、自分の中で大変なことが起きて、『どうしよう』というときは、大きく変わるときだと言われて、それから大変なときは逆にチャンスだと、これは自分が変われるチャンスなんだと思うようになりました」と逆境をチャンスと考える意識改革をした。

 女優の仕事は「一生続けたい」天職だと考えているが、10年後は「結婚してたいし、子どももほしい。子ども、私自身が3人兄弟で楽しいので、3人はほしいですね」と1人の女性としての幸せも夢みている。女優の仕事は「その人が生きている積み重ねや経験が生かせる仕事。それは幸せなことです」と、結婚も子育ても仕事に生きてくるのではないかと感じている。

 そして女性が50、60代になっても輝き続ける秘けつを「私も40代や50代の友人がいますけど、みんなやりたいことをやっていて、元気ですね。だから年が離れていても全然話は合うし、友だちの方がいろんなことを知っているので教えてもらったり、私の話を聞いてもらったりしていると、私自身も50代や60代になるのが楽しみになってくるんですよ」と明るい笑顔で語った。

 <プロフィル>

 1986年2月10日、東京都出身。スカウトされ、グラビアアイドルとして活躍後、01年にドラマ「渋谷系女子プロレス」で女優としてデビュー。03年には「呪怨」で映画に初出演し、歌手としても活動した。06年に「サイレン~FORBIDDEN SIREN」で映画初主演。代表作は映画「NANA2」(06年)など。ドラマは「4姉妹探偵団」(08年)、「RESCUE~特別高度救助隊」(09年)などにレギュラー出演。映画は「クロサギ」(08年)、「ひゃくはち~我ら補欠 夢と煩悩のかたまり~」(08年)、「罪とか罰とか」(09年)などに出演した。趣味は和太鼓で中学時代は「和太鼓部」だった。特技は水泳。身長158センチ。血液型A。NHKの土曜時代劇「桂ちづる診察日録」は毎週土曜日午後7時半に放送。また、市川さんはWOWOWで11月21日から放送する連続ドラマW「東野圭吾『幻夜』」に定食屋の看板娘役でレギュラー出演する。

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