JIN−仁−:ドラマも大ヒットのタイムスリップ医療マンガが次号最終回 10年半で完結

「JIN−仁−」のイラストカット。(C)村上もとか/集英社・スーパージャンプ
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「JIN−仁−」のイラストカット。(C)村上もとか/集英社・スーパージャンプ

 現代から幕末にタイムスリップした医師の活躍を描き、ドラマが大ヒットした村上もとかさんのマンガ「JIN−仁−」が、24日発売の「スーパージャンプ」24号(集英社)で最終回を迎えることが10日わかった。同日発売の同誌23号で明らかにされた。

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 大学病院の脳外科医だった南方仁が、幕末の江戸時代にタイムスリップしてしまい、満足な医療器具や薬もない状態で人々の命を救う中、坂本龍馬や勝海舟ら幕末の英雄と知り合い、歴史の渦の中に巻き込まれていく……という物語。連載は00年4月に始まり、現在の最終章まで10年半に及んでおり、シリーズ累計で530万部を発行している。

 大沢たかおさん主演でドラマ化され09年10~12月にTBS系で放送。最終回は平均視聴率25.3%、瞬間最高視聴率29.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークし、マンガの人気にも拍車をかけた。ドラマは東京ドラマアウォードのグランプリや、第47回ギャラクシー賞の優秀賞など数々の賞に輝き、作品として高く評価されており、11年4月からの続編放送も決まっている。

 村上さんは剣道に打ち込む少年を描いた「六三四の剣」や歴史大河「龍−RON−」でも人気。27日からは神奈川県大和市の「大和市つる舞の里歴史資料館」などで企画展「村上もとかの世界」が開かれ、同市の「下鶴間ふるさと館」では、幕末の商家建築の内部を利用し「仁」の世界を再現する。

 コミックスは最新第19巻(540円)が販売中で、18日には文庫で第5巻(650円)も発売される。(毎日新聞デジタル)

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