女優の松嶋菜々子さんと韓国人俳優のソン・スンホンさんが11日、東京ミッドタウン(東京都港区)のクリスマスイルミネーション点灯式が登場。約2500人の観客が見つめる中、約2000平方メートルの芝生広場を使ったイルミネーション「スターライトガーデン」を点灯したソンさんは「六本木は映画撮影の時にこの近くに滞在していたので、懐かしい場所です」と振り返り、「イルミネーションの点灯式に参加したのは初めて。これからもずっと記憶に残りそう」と感動していた。
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東京ミッドタウンでは、「誰かが誰かのサンタクロース」をテーマに、総計約70万灯の発光ダイオード(LED)を使用し、街全体を装飾する。「スターライトガーデン」は、約25万灯のLEDでブルーの幻想的な宇宙を描いたもの。ほかに、約2万8000灯の白色LEDでフランスのシャンゼリゼ通りを再現した「シャンゼリゼ・イルミネーション」、約1万5680灯のLEDでクリスマスの絵柄が映し出される「プリズムアベニュー」、サンタとキャンドルで作る「サンタツリー」などが12月26日まで楽しめる。
松嶋さんとソンさんは大ヒットハリウッド映画をリメークした「ゴースト もういちど抱きしめたい」(大谷太郎監督)に主演。映画は、日本を舞台に会社社長の七海(松嶋さん)と陶芸家を目指す韓国人青年のキム・ジュノ(ソンさん)が恋に落ち、事件に巻き込まれ、七海が命を落としてしまい、彼女の魂は天国には行かずに、ジュノのそばにとどまる……という物語。
松嶋さんとソンさんが点灯台のスイッチを押すと、夜空から芝生広場に流れ星が舞い降り、東京ミッドタウンの街全体のイルミネーションが一斉に点灯。松嶋さんとソンさんの目の前に、ライトアップされたミストが広がると、観客からは大歓声が上がった。松嶋さんは「去年もすてきだったけれど、今年もストーリー性があって、いいですね」とイルミネーションに見とれていた。撮影で松嶋さんは言葉の壁は感じなかったといい、「ソンさんとの演技には言葉はあまり必要ない。気持ちで通じていたと思います」と話した。一方のソンさんも「心で通じ合える部分が多かったと思います。韓国でドラマを作っているのと変わらないくらい心が通じたことに驚いています」と振り返り、「いよいよあさって(13日)公開です。この映画を見ると切ない愛の思い出がよみがえってきます」と語り、観客の歓声に笑顔で応えていた。(毎日新聞デジタル)
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