東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER(トレーダー)」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、11~17日の集計を基に、中古市場の今を語ってもらいます。
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スーパーファミコンで人気を集めた名作シミュレーションをリメークした「タクティクスオウガ 運命の輪」(PSP、スクウェア・エニックス)がすごかった。特典のタロットカードはすぐになくなり、想定をはるかに超える売り上げを記録。ゲーム自体の評判もいいため今後にも期待したいところ。「ドラゴンボール レイジングブラスト2」(PS3・Xbox360、バンダイナムコゲームス)も予想以上の人気でしたが、こちらは最近の同シリーズの低迷を受けて、発注を抑えた結果でしょう。
中古市場は「けいおん!放課後ライブ!!」(PSP、セガ)が前週に引き続き首位をキープ。たださすがに在庫がたまってきています。2位は「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2011」(PS3、KONAMI)。高回転しており、在庫は不足気味です。3、4位は「ポケットモンスターホワイト」(DS、ポケモン)、「ポケットモンスターブラック」(同)。こちらも在庫が増えてきています。新品でも人気だった「タクティクスオウガ」は中古でも5位に入っています。
今週はZ指定(18歳以上対象)タイトルの一人称視点シューティング(FPS)「コール オブ デューティ ブラックオプス」(PS3・Xbox360、スクウェア・エニックス)が良さそう。今週は字幕版の発売ですが、発売済みの海外版の引き合いも強く、今回の字幕化でライトユーザーも手を出しやすくなったのでは。12月には吹き替え版も発売予定で、今後にも期待ができそう。人気サッカーゲーム「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2011」(KONAMI)のPSP版も発売されますが、2週間後に大作「モンスターハンターポータブル3rd」(カプコン)の発売も控えているのでやや厳しいか。ただ、「ブラック/レッド」「ホワイト/ブルー」のツートンカラーの新型PSPはヒットするでしょう。
20日にはコントローラー不要のXbox360向け体感型ゲームシステム「キネクト」が発売されます。ただ、1万4800円という値段が最大のネック。周囲でも「1万円を切っていれば……」という声が多く、苦戦しそう。面白いゲームが出れば状況が変わるかもしれませんが、体感型の“先輩”Wiiでも体感型ゲームがほとんど遊ばれていない日本の現状で、体感型デバイスに果たして需要があるのかという印象はぬぐえません。
1位 けいおん!放課後ライブ!!(PSP)
2位 ワールドサッカー ウイニングイレブン 2011(PS3)
3位 ポケットモンスター ホワイト(DS)
4位 ポケットモンスター ブラック(DS)
5位 タクティクスオウガ 運命の輪(PSP)
6位 デッドライジング2(PS3)
7位 トトリのアトリエ(PS3)
8位 戦国BASARA3(PS3)
9位 アマガミ(PS2)
10位 英雄伝説 零の軌跡(PSP)
小林俊一(こばやし・しゅんいち) 中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者
中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。
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