ミス・インターナショナルとミス・ワールドの日本代表選出大会が20日、トヨタオートサロンアムラックス東京(東京都豊島区)で開かれ、来年の世界大会に出場するミス・インターナショナル日本代表に神奈川県出身の学生、村山和実(なごみ)さん(22)、ミス・ワールド日本代表に岡山県出身のタレント、田中緑さん(22)が選ばれた。10年度ミス・インターナショナル日本代表で世界大会で4位の成績を残した金ヶ江悦子さんと、10年度ミス・ワールド日本代表の松永博子さんが、それぞれ11年の日本代表たちにティアラをのせ、その地位を託した。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
村山さんは涙で言葉に詰まりながら「感動しすぎて、分からないくらい感動しています。うれしいです」と話し、「お母さんに伝えたいです。いつも支えてくれていることは分かっています。ありがとうございます」と会場に呼びかけた。田中さんは「夢に見ていた賞なので、すっごくうれしいです。世界大会でも力を出し切りたい」と、涙ぐみながら話した。
「ミス・インターナショナル」と「ミス・ワールド」は、「ミス・ユニバース」と合わせて、世界3大ミスコンテストとも呼ばれ、世界的に知名度の高いミス・コンテスト。ミス・インターナショナルは60年に“美を競う”だけでなく、女性による国際社会への貢献を目指そうと米カリフォルニア州のロングビーチで始まり、68年からは主に日本で開催され、70年は日本万国博覧会開催を記念して大阪で行われたため、“美のオリンピック”と呼ばれるようになった。ミス・ワールドは51年に英ロンドンで第1回大会が行われて以来、毎年開催されている。
コンテストはインターナショナルとワールドの選考を合同で行い、第1次審査は着物、第2次審査は水着、第3次審査はドレスで審査。第3次の時点で33人から11人のファイナリストを選定し、ファイナリストのみスピーチの最終審査を行い、両ミスと両準ミスを選考した。一般からのネット投票により決定する「WEBジェニック 2010」も発表され、準ミス・ワールドに選ばれたモデルの市川奈央さん(24)に決まった。市川さんは「信じられないくらい緊張しています。感謝で心がいっぱいです。支えてくださった家族の皆さま応援してくださった皆さま、どうもありがとうございます」と感激していた。
会場には、2010年のミス・インターナショナル優勝者のベネズエラ代表のエリザベス・モスケーラさん、2位のタイ代表のピアポーン・ディージンさん、ミス・フォトジェニックに選ばれたメキシコ代表のガブリエラ・パラシオさんがゲストとして招かれ、あでやかな着物姿で登場。パラシオさんはメキシコの伝統ダンス、ディージンさんはタイのダンスを披露して、観客を楽しませた。
村山さんら日本代表は、来年開催される世界大会に出場する予定。世界大会には、準ミス・インターナショナルに選ばれたモデルの坂本亜沙美さん(24)、準ミス・ワールドの市川さんも出場する。(毎日新聞デジタル)