葬送のフリーレン 第2期
第32話 誰かの故郷
2月6日(金)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、ロックバンドに熱中する高校生の青春を描く高田康太郎さんの「ハレルヤオーバードライブ!」(小学館)です。月刊少年サンデー(ゲッサン)編集部の星野文彦さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
ファンレターやアンケートを拝見しますと、とても多くの方が「未経験でも、このマンガを読むとバンドを組んでみたくなる」とおっしゃってくださいます。初めてギターを握ったときの感動、初めてみんなで音を合わせたときの喜び、それを初めて他人に聴かせる時のドキドキ感。技術や知識はとりあえず置いておいて、少なくともバンドを始めれば誰でも経験できる、そんなさわやかな気持ちが、この作品にはあふれていると思います。
−−作品が生まれたきっかけは。
高田先生にバンドマンガを描いていただくことは最初から決まっていました。少年サンデーの流れをくむ少年マンガ誌としては、文化系部活モノは、やはり外せません。そこで、どんな内容にするのかを先生と2人でずっと話し合っていたのですが、なかなか満足のいくものができませんでした。当初は「カリスマ的なミュージシャンが普通の高校生をバンドの世界に導く」といったものを考えていたのですが、その方向にはどうにも無理があったようで、一度基本に立ち返る意味で、高田先生のバンド時代のエピソードをうかがったところ、いろいろ面白い話が出てきたのです。
例えば高田先生がバンドサークルの部室に初めて行った時、最初に話した人が太っていて、高田先生はすぐに「この人はドラムなんだろうな」と思っていたら、実は違うパートだったという、まさに鷹木部長誕生のきっかけとなったエピソードです。こんな話を聞いているうちに、物語の骨格ができていきました。最後の決め手は、高田先生からの一言、「軽音部が禁止されている学校での軽音部“金属理化学研究部”、通称“メタりか”ってどうですか?」。その瞬間、「ハレルヤ」は完成しました。
−−作品を担当する上でうれしいこと、大変なことは。
担当していて楽しい事は、高田先生の画力の急激な進歩を目の当たりにすることですね。1話目も、それまでよりかなりうまくなっていたんですが、回を追うごとにすごくいい絵がたくさん入ってきまして、原稿を受け取るのが楽しみになりました。中でも女の子キャラと演奏シーンは格段の進歩を遂げ、さらに進化中で驚くばかりです。
−−今後の展開、読者への一言お願いします。
ようやく小雨のバンドが動き出します。ライバル・冬夜との関係や、謎のベールに包まれた「先輩」の存在など、まだまだ不安要素は山積みですが、目前に迫るライブデビューへ向け、ハルの心をつかむため、朝桜小雨はギターをかき鳴らし続けます! ご期待ください!!
小学館 ゲッサン編集部 星野文彦
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