多部未華子:“貞子”からゴスロリ刑事へ 民放連ドラ初主演 「ごくせん」作者の「デカワンコ」

連続ドラマ「デカワンコ」でゴスロリファッションの熱血刑事を演じる多部未華子さん(右)と原作マンガの表紙
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連続ドラマ「デカワンコ」でゴスロリファッションの熱血刑事を演じる多部未華子さん(右)と原作マンガの表紙

 女優の多部未華子さんが、来年1月にスタートする連続ドラマ「デカワンコ」(日本テレビ系)で主演を務めることが23日明らかになった。映画「君に届け」で演じた“貞子”と呼ばれる純真な女子高校生役から一転、ゴスロリファッションの女刑事役を演じる。民放連続ドラマ初主演となる多部さんは「原作を初めて読んだ時、登場人物がコミカルで面白くて、思わず声に出して笑ってしまいました。コメディーというだけではなく、人間味あふれるドラマになると思うので、家族みんなで見て、楽しんでいただけるとうれしいです」と意気込みを語っている。

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 「デカワンコ」は、「ごくせん」「研修医 なな子」などで知られるマンガ家、森本梢子さんが08年4月からマンガ誌「YOU」(集英社)で連載しているマンガが原作。警視庁刑事部捜査1課第8強行犯捜査殺人捜査第13係に配属された「ワンコ」こと花森一子(多部さん)は、捜査中もフリフリの私服で行動する天然ボケの女刑事。しかし一度かいだにおいを絶対忘れないという特技を持つ一子は、相棒でよきライバルの警察犬「ミハイル号」とともに、犬並みの嗅覚(きゅうかく)と、体当たりの捜査で、周囲の人間や凶悪犯の心さえ変えていく……というストーリー。13係の主任警部補で「落としのシゲさん」の異名をとる重村完一を沢村一樹さん、考えるより先に手が出るイケメン若手刑事の桐島竜太を手越祐也さんが演じる。脚本の伴一彦さん、演出の中島悟さん、音楽の小西康陽さん、プロデューサーの次屋尚さんと、06年に放送され平均17.4%の高視聴率を記録した「喰いタン」のスタッフが製作を手がける。

 次屋プロデューサーは、「これまでどちらかというと清純派のイメージの強い多部さんが、派手な衣装を着て目いっぱいに振り切った演技でコメディーに臨み、新たな境地を開拓します。またこのドラマにおいて不可欠な登場人物に、警察犬のミハイル号がいます。主人公のワンコ(一子)にとってあこがれの存在であり、また永遠のライバルなのです。その他いろんなワンちゃんたちが感情あふれる表情や仕草で登場します。犬好きな方はぜひチェックしてください」とコメントしている。

 「デカワンコ」は来年1月から毎週土曜午後9時放送予定。(毎日新聞デジタル)

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