話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、人類と謎の人食い巨人の激烈な攻防を描いた諫山創さんの「進撃の巨人」です。口コミで販売数を伸ばし、業界からも注目を集める作品について、週刊少年マガジン編集部の川窪慎太郎さんにその魅力を聞きました。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
−−この作品の魅力は?
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由を放棄するのと引き換えに侵略を防いでいた。圧倒的な絶望の中、壁外の世界を夢見る少年・エレンの戦いが始まる!
−−作品が生まれたきっかけは?
諫山先生が僕のもとに読み切り版の「進撃の巨人」を持ち込んだのが4年前。それから2年半後、「週刊少年マガジン」から増刊としてファンタジー雑誌「別冊少年マガジン」を創刊するという話が持ち上がりました。その時に2人で「進撃の巨人」の世界を広げたら面白いことになるのではないかと話し合い、連載案を考えました。
−−作品を担当するうえでうれしいことは?
僕の想像をはるかに上回るお話を諫山先生が持ってきてくれることです。打ち合わせの際には僕からも修正案を提案します。諫山先生はうなずきながらそれを聞いてくれるのですが、いざ修正したお話を持ってくると、打ち合わせでは出てこなかった面白い案が盛り込まれています。それを読むときがうれしいですね。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
1巻の終わり、2巻の終わりに驚いた!という意見をたくさんの読者の皆様からいただきます。ですが、それを超える驚愕(きょうがく)の展開や設定が既に決まっています。5巻か6巻で1回、7巻か8巻でもう1回、驚いていただけること必至です。
諫山先生と僕は「進撃の巨人」を「王道少年マンガ」だと思っていますので、驚きの展開だけでなく主人公の成長物語も楽しんでいただけると幸いです。よろしくお願いします。
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