GANTZ:全米での先行公開が決定 ジャパンプレミアに二宮&松ケン登場

映画「GANTZ」の舞台あいさつに登場した松山ケンイチさん
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映画「GANTZ」の舞台あいさつに登場した松山ケンイチさん

 アイドルグループ「嵐」の二宮和也さんと俳優の松山ケンイチさんがダブル主演する映画「GANTZ(ガンツ)」(佐藤信介監督)のジャパンプレミアが29日、東京都内で行われ、11年1月の日本での公開に先駆け、全米約300館で先行公開されることが発表された。前編の完成披露試写会を前に、舞台あいさつを行った二宮さんは「いろんな国にガンツを好きな人がいますし、GANTZ自体も喜ぶことなんじゃないかな」と笑顔で話したが、松山さんは「なぜアメリカのほうが先なんですかね」とふに落ちない様子。二宮さんに「そうじゃなくて」と諭され、「すごくありがたいことですし、どうして日本が後なのか疑問は残りますけど、たくさんの人に見ていただけるということで、うれしいです」と話していた。

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 舞台あいさつには松山さんら主要キャストが集結。二宮さんは「ようやく、長い時間をかけて、この日にたどり着くことができました。無事に完成することができました」と感慨深げで、「非常にいろんなことを考えさせられる作品。人間ドラマもアクションもすばらしいものになってます」と胸を張った。松山さんも「すごく長い撮影期間で、CGとの戦いはすごく大変だった。非現実と現実を行き来してる役なので、すごく難しかった。けど、楽しかったですね」とふりかえった。

 映画は、奥浩哉さんが「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で00年から連載し、コミックス29巻で累計1350万部を発行しているSFマンガが原作。就職活動中の大学生・玄野計(くろの・けい=二宮さん)と、幼なじみで正義感の強い加藤勝(松山さん)は、線路に落ちたホームレスを助けようとして電車にひかれ、命を落としたはずだったが、黒い謎の球体「ガンツ」に呼び出され、異形の「星人」との戦いを強いられる。加藤は、血で血を洗う戦いを嫌悪するが、玄野は戦いを通じて明らかになる自分の力に喜びを感じていく……という物語。撮影に約6カ月、編集・仕上げに約1年、製作費に40億円がかけられている。

 舞台あいさつには、玄野をいちずに思い続ける小島多恵役の吉高由里子さん、ガンツを追う謎の男・重田正光役の山田孝之さん、玄野に思いを寄せられながらも加藤に恋心を抱く岸本恵役の夏菜さん、玄野と同じ大学の同級生で、ガンツの情報に詳しく星人との戦いに喜びを感じる高校生・西丈一郎役の本郷奏多さんも登場した。映画は前後編の2部作で、前編は11年1月29日、後編は同4月23日から全国東宝系でロードショー公開予定。(毎日新聞デジタル)

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