女優の藤原紀香さん(39)が30日、オペラ「椿姫」をベースにしたミュージカル「マルグリット」の制作発表会見に出席。初共演となる西城秀樹さん(55)を「(ポスター撮影で)秀樹さんは本当にスターだなと思った。セクシー秀樹さん」と絶賛すると、西城さんは「ヒデキ感激!」とリップサービス。それを聞いた藤原さんは「初めて聞いた」と“感激”していた。
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「マルグリット」は、オペラ「椿姫」で描かれた身分の違う男女の悲恋を、第二次世界大戦下のパリで許されぬ愛に身を燃やす男女の物語として描く。ナチス占領下のフランス・パリでかつてナイトクラブを沸かせた歌姫・マルグリットが、ドイツ人将軍・オットーからの寵愛(ちょうあい)を受けながらもピアノ弾きの青年・アルマンと恋に落ち、その恋がオットーの知るところとなる……というストーリー。「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」などを制作したアラン・ブーブリルさんとクロード=ミッシェル・シェーンベルクさんの共同脚本で、08年に英ウエスト・エンドで初演。日本では09年に宝塚歌劇団出身の春野寿美礼さん主演で初演された。
「ドロウジー・シャペロン」「キャバレー」に続き、3年連続3作品目のミュージカル挑戦となる藤原さんは「細胞が震える感じをミュージカルで覚えた」と語り、会見でアルマン役の田代万里生(たしろ・まりお)さん(26)のピアノ生演奏に合わせて劇中歌「チャイナ・ドール」を披露した。オファーを受けた際のことを「私の今の実力じゃ歌いこなせないと思ったけど、このハードルを乗り越えてステージに立ちたいと思った」と振り返り、「ロンドンのクリエーターの方々にバシバシしごかれています」とほほ笑んだ。
オットーを演じる西城さんは藤原さんの歌声を「きれいな声で鳥肌が立つよう」と絶賛し、田代さんも「自然とドキドキしてしまう」とたたえた。西城さんは「愛がテーマなので、女性がご覧になるとマルグリットと同じような気分になれる」と話し、藤原さんも「情熱なしには語れないロマンチックなラブストーリー。見た方は心を奪い去られる」とアピールした。
公演は「赤坂ACTシアター」(東京都港区)で11年3月11~28日、「梅田芸術劇場」(大阪市北区)で同年4月6~10日。(毎日新聞デジタル)