君に届け:新キャラ役の宮野真守「物語かき乱したい」 上田まりえアナは号泣エピソード披露

テレビアニメ「君に届け 2ND SEASON」の制作会見に登場した(左から)中村悠一さん、能登麻美子さん、浪川大輔さん、宮野真守さん
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テレビアニメ「君に届け 2ND SEASON」の制作会見に登場した(左から)中村悠一さん、能登麻美子さん、浪川大輔さん、宮野真守さん

 累計1400万部以上を発行している人気マンガ「君に届け」のテレビアニメ第2シーズン「君に届け 2ND SEASON」(日本テレビ系)の制作会見が11日、東京都内で行われ、主人公・爽子役の能登麻美子さんら声優陣が登場。爽子の前に現れて騒動を巻き起こす新キャラクターの三浦健人役を担当する宮野真守さんは「日常ってこんなにドラマチックなんだなと思わせてくれる作品。空気感を壊さないように物語をかき乱していきたい」と意気込んだ。

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 「君に届け」は椎名軽穂さんが05年から「別冊マーガレット」(集英社)で連載しているマンガ。長い黒髪に青白い肌で「貞子」と呼ばれ、周りから敬遠されていた主人公の黒沼爽子が、クラスの人気者の風早翔太や、矢野あやねら友人とのふれあいを通じて心を開いていく……というストーリー。9月には多部未華子さんが爽子を、三浦春馬さんが風早を演じた実写映画も公開され、122万人を動員するヒットを記録している。

 アニメ版は、第1期が09年10月~10年3月に日本テレビ系で放送。爽子を能登さん、風早を浪川大輔さん、風早に思いを寄せる胡桃沢梅役に平野綾さんという人気声優を起用し、能登さんら声優陣が登場したファンイベントには1800人以上が集まるなど人気を集めた。10月からは日本テレビで第1期が毎週2話ずつ再放送されている。

 続編となる「2ND SEASON」では、風早への思いが大きくなりながらも、大切だからこそうまく伝えられない爽子の姿が描かれ、女友達が多く、女の子の世話が大好きという健人も爽子の前に現れて騒動を巻き起こす。第1期でも好評だったミニコーナー「キミトド」もリニューアルされ「シリトド」として継続される。

 会見には能登さん、浪川さん、風早の親友・真田龍役の中村悠一さん、宮野さんが登場。能登さんは「また爽子をやれてうれしい。不安だったけれど、収録が始まったら心がすんなりと戻っていけた」と語り、浪川さんも「またこのプレッシャーがやってきたなという感じ。さらにパワーアップしたものをお見せしたい」、中村さんも「また青春の日々に戻って来られた。ドキドキワクワクしています」とそれぞれ意気込みを語った。

 第1期の「キミトド」を担当し、今回の「シリトド」でもナビゲーターを務める上田まりえアナウンサーは、「キミトドは、アナウンサーになって初めて担当した番組。原稿を覚えられず泣きながらロケをしたこともあった」と当時を振り返り、「この場所に戻ってこられてうれしい」と語っていた。「君に届け 2ND SEASON」は11年1月4日から毎週火曜深夜0時59分放送。(毎日新聞デジタル)

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