萩本欽一:松坂投手率いるチームと監督勇退試合「本当に幸せでした!」と涙

監督勇退試合を終え、スタンドにあいさつする萩本欽一監督
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監督勇退試合を終え、スタンドにあいさつする萩本欽一監督

 社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ(GG)」の監督を務めるタレントの萩本欽一さんが12日、メジャーリーガーの松坂大輔投手率いる野球チーム「サムライ」とのチャリティーゲームを神奈川県平塚市の平塚球場で開催。この試合で監督を勇退する萩本さんは試合後、1万2000人の観客に見守られる中、「本当に幸せでした。野球がこんなに楽しいということを、改めて気づきました。いろんな経験ができました。そして今日、この平塚で、みなさんとさよならできたことも、深く深く思い出に残ります。本当にみなさん、ありがとうございました!」と涙。選手らに胴上げされた後も、萩本さんは「欽ちゃん、ありがとう!」「また野球やってね!」と声をかけるファンらと触れ合いながら、「ありがとねえ!」「さよなら!」と名残惜しそうにグラウンドを一周した。

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 この日の試合は「欽ちゃん・松坂大輔のドンとやるの!」と銘打たれ、「茨城GG」設立以来、6年間にわたってチームの指揮を執ってきた萩本さんの監督勇退を記念したチャリティーゲーム。萩本さんと松坂投手の対戦は、野球を通じて社会貢献ができないかという2人の思いが合致したことから、松坂投手がメジャー入りした07年のオフから毎年開催され、今回で5度目となる。この日は、特別ゲストとしてアイドルグループ「SDN48」も登場、デビュー曲「GAGAGA」を披露し、会場を盛り上げた。

 新監督を務める片岡安祐美選手から「6年間本当にありがとうございました。欽ちゃんの下で野球ができて本当に良かった。さよならとは言いたくないので、ちょっとだけ行ってらっしゃい」と涙のあいさつを受けた萩本さん。「こんなかわいい安祐美を見るのは初めてだ。さよなら。ちょっとさよなら。がんばれよ。これからも安祐美ちゃんの率いるゴールデンゴールズを応援してね」と瞳を潤ませ、自らの背番号と同じ「55番」のユニホームを片岡さんに手渡した。

 松坂投手率いる「サムライ」は、タレントで横浜高校出身の上地雄輔さん、松坂投手擁する横浜高校と甲子園で対戦したPL学園出身の日本テレビ・上重聡アナウンサー、元プロ野球選手の古木克明さん、田中一徳さんら豪華メンバーぞろいだったが、試合は茨城GGが15-12で勝利。試合中には萩本さんのマイクパフォーマンスや細かな演出でスタンドは大盛り上がり。九回には萩本さんが代打で出場、ボテボテの内野ゴロが、安打となり出塁し、盗塁まで決める“活躍”を見せたほか、九回裏には、松坂投手、上地さんが交互に代打に入っての猛攻で追い上げるなど最後まで観客を魅了する内容となった。(毎日新聞デジタル)

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