水夏希:宝塚退団後初舞台は初の女性役「感覚が分からない」 「スミレ刑事の花咲く事件簿」

主演舞台「SUMIRE LABO スミレ刑事の花咲く事件簿」の制作発表会見に出席した水夏希さん
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主演舞台「SUMIRE LABO スミレ刑事の花咲く事件簿」の制作発表会見に出席した水夏希さん

 9月に宝塚歌劇団を退団した元雪組男役トップスターの水夏希さん(38)が20日、主演舞台「SUMIRE LABO スミレ刑事の花咲く事件簿」の制作発表会見に出席。水さんは今回初めての女性役で、女性らしい仕草をしたつもりでも、周りには男っぽいと言われてしまうと明かし、「(女性らしいという)感覚が分からない」と話していた。水さんは退団後、初の舞台出演で、同シリーズでドラマ主演にも初挑戦する。

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 「スミレ刑事の花咲く事件簿」は舞台、CS放送とDVDのドラマ、原作本の出版を連動させたプロジェクト。有能で独身アラフォー、スタイル抜群のスミレ刑事(でか)こと女性刑事・伊原すみれ(水さん)がさっそうと事件を解決するスタイリッシュなミステリーがシリーズで描かれる。

 水さんは退団後の生活を「何もしておりません。毎日宝塚にいる間にできなかったことをしながら楽しくのんびり過ごさせていただいています」と話し、「男役以外のことは初心者。どのようなことが起こるのか、自分でも未知の部分。新しい自分を発見したい」とコメント。「男役だったことが生かされる切れ味のいい刑事っぷりを発揮したい。新しいマニッシュ(な女性像)を作っていけたら」と意気込んだ。

 この日、水さんは来場した500人のファンに男性4人とのダンスボーカルユニット「ガイズ From The Earth」を初お披露目し、自身が作詞も手がけた同シリーズの主題歌を熱唱、ダンスも披露した。「女性ばかりの中に20年いたので、男性とお仕事をするのは初めて。(今回は)男性に囲まれてばっかり! (男性に)負けていられない。男役魂を発揮せねば」と男性に対抗心を燃やしていたが、共演の徳山秀典さん(28)に「目がキラキラしていて瞳は女性。水さんに恋をしないように役になりきらないと」とコメントされると照れ笑いをしていた。会見には中山麻聖さん(21)も出席した。

 舞台は11年5月2日~7日に新国立劇場中劇場(東京都渋谷区)で上演するほか、大阪、名古屋でも上演される。ドラマが収録された全4巻のDVDは同年5月発売予定で、同年3月には主人公の登場を描くドラマ「エピソードゼロ(仮)」をCS放送「フジテレビONE/TWO/NEXT」で放送予定。また作家・石平ひかりさんが執筆する原作本の第1巻が20日発売され、2~4巻が11年2月、4月、6月に発売予定。(毎日新聞デジタル)

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