子役の加藤清史郎君(9)が、帝国劇場(東京都千代田区)の開場100周年記念のミュージカル「レ・ミゼラブル」で初舞台を踏むことが決まった。わんぱくな浮浪児のガブローシュ役で、加藤君は友達の公演を見てから同役に興味を持ったといい、歌のレッスンを受けながらオーディションを受け、見事同役を勝ち取った。印象的なソロナンバーを披露する場面もあり「これからもっとお稽古を頑張って、皆さんに僕のガブローシュを見てもらえたらいいなと思います」と意気込んでいる。
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加藤君は昨年、同じ劇団に所属する友達が出演していることから「レ・ミゼラブル」を初めて見に行き「お話の内容はとても難しくて正直あまりよくわからなかったけど、皆さんの歌声がとてもすごくてビックリしました。その時はこんなすごい舞台で絶対にできない」という感想を持ったという。しかし、ガブローシュ役のオーディションがあると聞いて「僕もチャレンジしたい」と決意。ボイストレーニングや歌のレッスンを受け、家でも毎日トレーニングを重ね、オーディションでは「口から心臓が飛び出るかと思うくらい緊張した」という。決まった時はうれしさのあまり泣いてしまったというほどの熱の入れようだったという。
「レ・ミゼラブル」は世界42カ国で上演され、日本では87年の帝国劇場を皮切りに全国で2481公演に達している人気ミュージカル。今回の帝劇開場100周年記念公演の期間は11年4月12日~6月12日で、85年に英ロンドンで初演されたオリジナル版の日本での最終公演となる。
加藤君が演じるガブローシュは、革命派の学生運動に参加しつつも革命の大義とは無縁で、大騒ぎがしたいという興味本位のわんぱく浮浪児。印象的なソロナンバーを披露する重要な役どころで、非業の死を遂げるシーンは屈指の名場面とされる。俳優の山本耕史さん(34)や高橋一生さん(30)、浅利陽介さん(23)も子役時代に演じたことがあるが、すでに有名な子役スターの起用は、日本での上演24年間の歴史で初めてとなる。(毎日新聞デジタル)
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