アニメ質問状:「GIANT KILLING」 「泥臭くて、でもクールでかっこいい」

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、かつてのスター選手が古巣である弱小チームの監督に就任、ビッグクラブをなぎ倒していくサッカーアニメ「GIANT KILLING(ジャイアントキリング)」です。総合ビジョンの柴田裕司さんに作品の魅力を語ってもらいました。

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 −−作品の概要と魅力は?

 男性向けの大人のドラマというテーマに沿って企画したのが「GIANT KILLING」です。プロサッカーチームを舞台に、監督、選手、フロント、サポーターたちが織り成す人間ドラマです。泥臭くて、でもクールでかっこいい……そんな作品です。

 −−アニメ化するうえで心がけた事は?

 原作の持ち味をいかに壊さずにアニメにするか。この作品に関しては特に意識をしています。一番は「リアル」。選手の動きはもちろんですが、例えば試合中のスタジアムの音も「ワー」だけではなく、サッカー特有の「チャント」と呼ばれる応援を新たに作ったり、ユニホームやボールなどの小物にもこだわっています。

 −−作品を作る上でうれしいことは。

 作品はこだわりは持って作っているのですが、そのこだわりは目立つことでもありません。逆に目立つといけないことだとも思います。そんな目立たないこだわりを見つけていただいたとき、うれしく思うと共に「あからさまかな?」と反省します。

 −−読者への一言

 「今までにないサッカーアニメ」を合言葉に、いろんなことに挑戦しています。どうぞお楽しみに!

総合ビジョン 制作統括 柴田裕司

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