「全日本国民的美少女コンテスト」を登竜門にデビューしたオスカープロモーション若手女優の忽那汐里さん(18)が、CMで3回くらいは着ているという愛着のある赤い振り袖姿でまんたんTVに登場した。「古風的な柄がとても好きです。着物を着ると身が引き締められて、ビシッとしなければなと思います」と話す忽那さんに、10年の思い出深い出来事と、11年の抱負について聞いた。(毎日新聞デジタル)
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10年4月は「半分の月がのぼる空」、7月は「ちょんまげぷりん」、9月は大人気マンガを原作にした話題作「BECK」と、出演映画が次々と公開され、「半分の月がのぼる空」のヒロイン・里香の演技ではTAMA映画祭の最優秀新進女優賞に輝いた。忽那さんは10年を振り返り、「たくさんのお仕事をしましたし、たくさんの人とも出会いがあった。出会いや人間関係はそれだけで身になること。日本に来てから一番たくさんの出来事が凝縮された一年だった」と話した。
「内面的にもたくさんの学びがあった一年」という忽那さんに10年を漢字一字にたとえてもらうと、「すごく抽象的なんですが、『形』」という答えが返ってきた。「いろいろな攻め方や表現方法がある中で、『形』にこだわりがちだったのを排除したいと思った。形が美しいのは魅力的ですが、できれば見た目だけじゃなく中身も入っていきたい」と仕事への真摯(しんし)な思いを語った。
一方、プライベートで流行したことを聞くと、忽那さんは「写真がとても好き。残すということに関しての執着心がある。ずっと使ってみたかったフィルムを手に入れたんです」と笑顔で答えた。デジタルではなくフィルムを使うことについては、「アナログまではいかなくても手探りでものを行うタイプ。ちゃんと収めているという感覚が味わえる方が好きです」と話した。カメラで撮影するのは基本的に人物といい「友達にカメラを向けると『撮らないで』と言われるので、家族が多くなってきます」と楽しそうに話していた。
11年の抱負を聞くと、忽那さんは18という年齢でできることをしたいといい、「ある程度の規則や束縛から解き放たれる年齢だと思いますので、それを利用した中でたくさんの学びを重ねていきたいですし、またそこに甘えないように、しっかり積み重ねをしていきたいと思っています」と意気込んだ。11年は「少女たちの羅針盤」「マイ・バック・ページ」と2本の映画公開が控えている忽那さんは「どちらもとても思い入れの深い作品ですので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。来年は個人的に、たくさん学んで成長していくつもりですので、どうか見守っていただけたら」と熱心にアピールしていた。
<プロフィル>
1992年12月22日、豪シドニー出身。第11回「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞。07年に「3年B組金八先生 第8シリーズ」で女優デビュー。趣味は写真、ギター、ジャズダンス、ネットボール、特技は水泳。10年は、第7回The Best of Beauty」<10代の部>、「TAMA映画祭」最優秀新進女優賞受賞、映画は4月に「半分の月がのぼる空」、7月に「ちょんまげぷりん」、9月に「BECK」が公開。京都きもの友禅「第3代振袖委員長」としてCMに出演する。ファースト写真集「seven sips of water.」が発売中。