「ディズニー・チャンネル」で放送された米国の大ヒットドラマ「ハイスクール・ミュージカル」シリーズでブレークしたザック・エフロンさんの主演映画「きみがくれた未来」(バー・スティアーズ監督)が全国で公開中だ。愛する弟を失った青年が、新たな出会いによって魂を再生させていくヒューマンファンタジー。エフロンさんはスティアーズ監督と「セブンティーン・アゲイン」(09年)に続いて2度目のタッグとなる。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
エフロンさんが演じるのは、高校を卒業し、名門大学への進学が決まっていた青年チャーリー。ところが、自分が運転する車が事故に遭い、11歳の弟サム(チャーリー・ターハンさん)が死んでしまう。自責の念にかられる彼の前に現れたのは、サムの亡霊だった。夕暮れどきに、サムのキャッチボールの相手をするのが日課となったチャーリーは進学をあきらめ、事故から5年たっても、その日課のためにサムが眠る墓地の管理人としての生活を続けていた……。
弟の死後、彼を愛するあまり”墓守”として生きる兄と、そんな兄と過ごすときを心待ちにし、いまだこの世に別れを告げられない弟。そんな2人の魂の交流とともに、チャーリーが高校時代の同級生テス(アマンダ・クルーさん)との愛を通して、悲しみから立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでを描いた。ヒューマンドラマが途中で“ゴーストもの”めいた話になるのはいただけないが、愛する人の思い出はいつまでも心の中で生き続けるのだから、生きている人間は自分の人生をきちんと生きるべきだ、というメッセージは伝わってくる。
チャーリーとサムの母親役でキム・ベイシンガーさんが出演。チャーリーの人生に影響を与える救急救命士役でレイ・リオッタさんも出演している。2人のベテランの出番がもう少し多ければ、作品に深みが増しただろうにと、少々残念に感じた。TOHOシネマズみゆき座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
映画「ゴジラ」のイベント「ゴジラ・フェス」内で上映された「フェス・ゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー」「フェス・ゴジラ5 怪獣大決戦」に登場するジェットジャガーのソフトビ…
歌手の氷川きよしさんが8月に開催した活動再開コンサート「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25thAnniversary Concert Tour ~KIIZNA~」の…
通算31作目となる「ゴジラ」の新作映画が製作されることが11月1日、明らかになった。同日、日本テレビ系で放送された「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の放送後に発表されたもので、監督…
俳優の松重豊さんが、主演の人気ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)を監督・脚本も務めて映画化する「劇映画 孤独のグルメ」(2025年1月10日公開)の主題歌を、ロックバンド「ザ…
10月28日に発表された25~27日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、山田風太郎さんのファンタジー小説を俳優の役所広司さん主演で映画化した「八犬伝」(曽利文彦監…