神田うの:結婚式はすでに8回「今度は沖縄」? 誰とでも仲良くなれるのが長所

「結婚式が趣味」と語り、9回目の挙式も「あり得る」と話した神田うのさん
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「結婚式が趣味」と語り、9回目の挙式も「あり得る」と話した神田うのさん

 モデルやタレントとして活躍する神田うのさんは、バレリーナを目指していた10代のときモデルにスカウトされ、その後、タレントとしてバラエティー番組などに出演、そして自身のブランド「UNO KANDA」や和洋ウエディングドレスの「シェーナ・ドゥーノ」のデザイナーとして活躍するなど、さまざまな才能を発揮している。このたび「UNO KANDA」の商品が所属事務所「スペースクラフト」のオンラインストアで全種類、全色を購入できるようになったのを機に神田さんにインタビューし、休日の過ごし方や生き方などその横顔に迫った。(細田尚子/毎日新聞デジタル)

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 神田さんは「趣味は結婚式」と公言しており、07年10月の明治神宮(東京都渋谷区)を皮切りに、08年4月グアム、08年7月ハワイ、08年10月サイパン、08年12月バリ、09年7月モルディブ、10年3月ケアンズ、10年10月にニューカレドニアと、これまで8回の結婚式を挙げている。その理由を「明治神宮以外はすべてリゾート地なんですね。私たちはダイビングをやるので、2人ともライセンスを取ってますし。バカンスといえば海に潜りに行って、そこで結婚式を挙げちゃおうかと。だから結婚式のために行っているわけじゃないんです。グアムだったら私がプロデュースしたチャペルがあるので、そこで挙げたいなと思ったとか、ハワイのときは夫がラスベガスに仕事で行っていて、それじゃあハワイに立ち寄ろうかとか、サイパンは結婚1周年記念で夫がサプライズで式を計画して、お友だちとワイワイと式を挙げたりとか」と“趣味”というだけあって、ついでのノリで式を挙げることもあるという。

 「9回目はある?」と聞いたところ、「沖縄に行きたいねって話しているんですよ。沖縄の海は美しいと世界的にも認められているんですけど、よく遊びには行くんですけど、ダイビングも結婚式もしていないんですね。なかなか時期が合わなくて。結婚式は毎回もう(今回で)いいかなと思うんですけど、流れで挙げちゃうんです。だから今度沖縄に行ったら、ダイビングして式を挙げて、また思い出を一つ作って新しい気持ちになりたい」と明かした。

 神田さんは自身の性格を「短所は寂しがりやなところかな。長所は人見知りが全くなく、誰とでも仲良くなれるところ」と分析する。「よく憲ちゃん(友人で歌手の美川憲一さん)に『孤独に耐えなさい。アンタ、もっと寂しさに耐えられるようにならなきゃダメよ』なんて言われるんですけどね。でも結婚しても寂しいんだということが分かったら、寂しい病が治っちゃいました。人は独りで生まれて、独りで死んでいくっていうね」と達観したという。

 長所については、「自分で言うのもなんですけど、明るくて社交的で人見知りをしたことがないんです。この間、80歳のお友だちのお誕生日のお祝いをしたと思ったら、6歳のお友だちと遊んだりするんです。以前には9歳の彼氏もいました。本当に年齢に関係なく、いろんな人と友だちになれるんです」と笑う。その理由は「年上の人でも年下の人に対しても、時にはお姉さんになったり、妹になったり、いろんな精神年齢になれるんですよ。それは得意ですね」と幅広い年齢の人の気持ちをつかむことを特技にしている。

 神田さんは10年前にデザイナーの仕事を始めた。10年たって、その決断は間違っていなかったと自信を持って今語れるという。では10年後はどうなっていたいか? 「これから、私はいくつかの決断をしなくてはいけないんですけど、それが正しい決断で、10年後に私が幸せになっていて、あの決断は間違っていなかったと思いたいですね。10年前は(デザイナーの)仕事でキャリアを積むことにも目覚めた年で、私はそれらのことでさまざまな決断を迫られて、たくさん嫌な思いもしましたし、傷ついたり、泣いたりもしました。その時は分からなかったけれど、今思うとその時の決断は間違っていなかった。だから、今年は年女だし、いろんな決断をすることになると思うんですけど、10年後にはあの決断で良かったと思いたい」と力を込めた。

 そして同年代の女性に向けて、「信念を持って生きるということが大事だと思います。何か決断するときも他人のせいにせず、自分で責任を持って。結局人生を決めるのは自分なんです。他人に迷惑をかけずに自分の思うように生きるのが、女性が輝き続ける秘訣(ひけつ)だと思います」とメッセージを送った。

 <プロフィル>

 1975年3月28日生まれ、神奈川県出身。5歳のころからクラシックバレエを始め、90年に東京新聞バレエコンクールで入賞、92年に中部全日本バレエコンクール・ジュニア部門で1位、東京全日本バレエコンクールに入賞するなど輝かしい受賞歴を誇る。14歳でモデルデビューし、17歳で「プチセブン」(小学館)のモデルに。19歳のころから「学校では教えてくれないこと!!」や「笑っていいとも!」などのバラエティー番組やドラマ、映画などに出演。タレントや女優として活動する一方で、01年からはストッキング、ランジェリー、和洋ウエディングドレス、振り袖、ジュエリーなどのデザイナーとして活躍。中でも自身がデザインしたグンゼのストッキングが大当たりした。08年9月から自身のブランド「UNO KANDA」を全国の百貨店で展開し、バッグや財布、パスケース、日傘などのアイテムを販売している。10年12月から所属事務所「スペースクラフト」のサイト内で「UNO KANDA」の通販サイトがオープンし、10年秋冬(AW)コレクションから全種類、全色が購入できるようになった。07年10月に結婚。これまでに8回結婚式を挙げている。

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