ももちひろこ:デビュー前に映画主題歌 福岡の新星を華丸大吉「僕らと絡めば売れる」と応援

「洋菓子店コアンドル」ライブ付き試写会に登場した(左から)華丸さん、ももちひろこさん、大吉さん
1 / 1
「洋菓子店コアンドル」ライブ付き試写会に登場した(左から)華丸さん、ももちひろこさん、大吉さん

 メジャーデビュー前に映画「洋菓子店コアンドル」(深川栄洋監督)の主題歌に抜てきされた福岡在住の新人歌手・ももちひろこさん(22)が21日、「TOKYO FMホール」(東京都千代田区)で開かれたライブ付き試写会で、主題歌「明日、キミと手をつなぐよ」を披露した。東京での初ライブとなるももちさんに、同郷のお笑いコンビ「博多華丸・大吉」が福岡の人々が寄せ書きした横断幕を持って応援に駆けつけた。大吉さんは、主演の蒼井優さんのデビュー時に一緒に仕事をしたことを明かし、「デビューしたてで僕らと絡むと売れるんです。いろんな方の踏み台になっています」と太鼓判を押していた。

ウナギノボリ

 ももちさんは、09年に実施された新星堂創業60周年を記念した新人オーディション「CHANCE!09」で、1000組の中からグランプリを獲得。10年12月にインディーズで発売された福岡限定プレデビューシングル「and I…」は限定500枚がわずか1週間で完売になるなど、今後の活躍が期待されている。

 ももちさんの名は、出身地の「百道浜(ももちはま)」から取ったと聞いて、大吉さんは「百道浜は高級住宅地。東京で言う『白金ひろこ』と同じです。お金持ちなの?」と驚いた。ももちさんは「全国に出るにあたって、私の居場所はやっぱり福岡だっていうことを目に見える形で残したかった。ぜひ百道に遊びに来てほしい」と地元愛を語り、デビュー後も、福岡を拠点に活動することを宣言していた。

 映画は、スイーツ界から突然姿を消した伝説のパティシエ、十村遼太郎(江口洋介さん)が、製菓学校の講師をしながら、スイーツ評論家としてガイドブックを出版。どんな有名店からの誘いも断り、その腕前を披露することはなかった十村が、恋人を追いかけて東京にやってきた鹿児島のケーキ屋の娘・臼場なつめ(蒼井さん)と東京で評判のパティスリー「コアンドル」で出会う。そしてなつめは、ひょんなことから「コアンドル」で働くことになり、十村が菓子作りをやめた理由も明かされていく……という物語。共演は戸田恵子さん、江口のりこさん、加賀まりこさんら。主題歌「明日、キミと手をつなぐよ」(ユニバーサルJ、1000円)は2月9日発売。映画は2月11日から全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

映画 最新記事