小学館漫画賞:少女部門「大奥」が ドラマ化の「闇金ウシジマくん」も

第56回小学館漫画賞を受賞した(左から)「夢色パティシエール」「大奥」「宇宙兄弟」
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第56回小学館漫画賞を受賞した(左から)「夢色パティシエール」「大奥」「宇宙兄弟」

 小学館は21日、第56回小学館漫画賞を発表した。児童向け部門は松本夏実さんの「夢色パティシエール」、少年向け部門は佐々木健さんの「KING GOLF」、少女向け部門はよしながふみさんの「大奥」、一般向け部門は、小山宙哉さんの「宇宙兄弟」、真鍋昌平さんの「闇金ウシジマくん」が選ばれた。

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 同賞は、1955年に創設。児童向け部門、少年向け部門、少女向け部門、一般向け部門の4部門で最も優れた作品を毎年表彰している。受賞者にはブロンズ像と、100万円が贈られ、3月3日に贈呈式が行われる予定。

 「夢色パティシエール」は、平凡な少女が、努力を重ねて一流の菓子職人を目指すという「りぼん」(集英社)で連載中の少女マンガで、アニメ化もされている。「KING GOLF」は、最強のケンカ屋だった少年が、全国トップクラスのゴルフ部に入部し、驚異的な成長を遂げるという物語で、「週刊少年サンデー」(小学館)で連載している。「大奥」は、男女の立場が逆転した江戸城の大奥を舞台に、人間たちの思惑や駆け引きを描いた。「メロディ」(白泉社)で連載、09年の手塚治虫文化賞を受賞、10年には「嵐」の二宮和也さんと柴咲コウさん主演で実写映画化された。

 「宇宙兄弟」は、モーニング(講談社)連載中で、少年時代にUFOに遭遇した兄弟が、宇宙飛行士になる夢を果たすために奮闘するというストーリー。「闇金ウシジマくん」は、違法な高金利で金を貸す闇金を舞台に格差社会を鋭く描いたマンガで、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載。10年には山田孝之さん主演でドラマ化された。(毎日新聞デジタル)

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