11年度の「ミス日本グランプリ決定コンテスト」(日本ミスコンテスト事務局)が24日、東京都内で行われ、慶応大法学部の谷中麻里衣さん(20)が選ばれた。ミス日本としてボランティア活動や社会貢献活動に取り組む谷中さんは「この1年、できる限りのことをして、いただいた機会を生かしたい。日本のことをもっと知って、日本をいろいろな方にPRしたい。体当たりで頑張るしかない」と意気込み、「大学の試験期間中なので帰ったら勉強しなきゃいけない」と笑顔を見せていた。報道キャスターを目指しており、目標に安藤優子さんらの名を挙げている。
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知人に勧められて同コンテストに応募したという谷中さんは、最終選考会で宝くじが1000万円当たったらどうするかという質問に「当たったことは秘密にして、両親に孝行したり、たまに友人におごったりします。ほかはいざというときの貯蓄にします」と答えた。グランプリ受賞を「選んでいただけるとは思っていなかった」といい、最終選考会前の勉強会に参加した際には「とんでもないところに来てしまったと思った」と話した。勉強会は社交パーティーへの出席のほか能の所作、日本の歴史などを学び、外務省現役外交官による講義なども行われ、谷中さんは大学との両立が大変だったことを明かし、今後も大学との両立を「できるだけ頑張っていきたい」と意欲を見せた。
身長165センチ、体重50キロ。バスト83センチ、ウエスト58センチ、ヒップ85センチ。TOEICのスコアは990で、座右の銘は「笑顔は世界の標準語」という。
準ミスは山口県出身の中学生の江原千花さん(15)と神奈川県出身の中学生の秋谷祥加さん(15)、ミス日本「ミス着物」に新井寿枝さん(24)、ミス日本「海の日」に樋口彩乃さん(21)、スポニチ特別賞とミス日本「空の日」に栗林梨奈さん(22)、ミス日本ネイチャーに原田かおりさん(22)が選ばれた。
同コンテストは第1回が50年に開催され、過去に女優の山本富士子さんや藤原紀香さんを輩出。今年は「一所懸命なこころ美人」をコンセプトに3169人の応募者の中から容姿や教養で審査を受け、地区大会、予備審査を経て12人が最終審査に臨んだ。(毎日新聞デジタル)