SCE:新型携帯ゲーム機「NGP」3G対応 タッチパネル搭載 年末発売へ

新型携帯ゲーム機NGP
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新型携帯ゲーム機NGP

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは27日、約5年ぶりとなるメディア向け発表会「プレイステーションミーティング」を開き、携帯ゲーム機「プレイステーションポータブル(PSP)」の後継機「ネクストジェネレーション・ポータブル(NGP)」の発売を発表した。PSPの4倍の解像度、5インチの画面がタッチパネルになっており、Wi-Fi通信、携帯電話回線(3G)に対応、11年末に発売予定。ライバルの任天堂は2月26日に新型機「ニンテンドー3DS」の発売を予定しており、携帯ゲーム機の新たな競争がスタートする。 

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 「NGP」は従来の無線LAN通信に加え、携帯ゲーム機では初めて携帯電話の3G回線を導入。通話はできないものの各種コンテンツのダウンロードや遠隔地のプレーヤーとの対戦などができる。ゲーム機背面にタッチパッドがあり、なぞる、押し出す、引っ張るといった操作が可能で、「ゲームの世界を触る感じ」という。例えば、ゲーム機の背面をたたくと画面に波紋が走ったり、画面をつまんでキャラをはじくと、パチンコのように、キャラが飛んだりする。

 「プレイステーションポータブル」は04年12月に発売され、世界で6420万台(10年9月末)を出荷した携帯ゲーム機。世界で1億3000万台以上を出荷しているライバル機「ニンテンドーDS」(任天堂)には水をあけられているものの、日本国内では「モンスターハンターポータブル」(カプコン)シリーズなどのヒットで、コアなゲームファンを中心に人気を集めている。(毎日新聞デジタル)

◇次世代携帯型エンタテインメントシステム(コードネーム:NGP)の仕様

CPU:ARM Cortex−A9 core (4 core) GPU:SGX543MP4+

外形寸法:約182.0 x 18.6 x 83.5mm (幅×高さ×奥行き) (予定、最大突起部除く)

スクリーン:5インチ(16:9)、960 x 544、約1677万色、有機ELディスプレー マルチタッチスクリーン(静電容量方式)

背面タッチパッド:マルチタッチパッド(静電容量方式)

カメラ:前面カメラ、背面カメラ サウンド:ステレオスピーカー内蔵 マイク内蔵

センサー:6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)、3軸電子コンパス機能

ロケーション:GPS内蔵、Wi−Fiロケーションサービス対応

キー・スイッチ類:PSボタン、電源ボタン、方向キー(上下左右)、アクションボタン(△、○、×、□ボタン)、Lボタン、Rボタン、左スティック、右スティック、STARTボタン、SELECTボタン、音量+ボタン、音量−ボタン

ワイヤレス通信機能:モバイルネットワーク通信機能(3G) IEEE 802.11b/g/n (n = 1x1)準拠(Wi−Fi) (インフラストラクチャーモード/アドホックモード) Bluetooth 2.1+EDR準拠(A2DP/AVRCP/HSP対応)

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