黒夢:完全復活シークレットライブ 1曲歌えず1分で中止 新宿に5000人殺到

シークレットライブ「1/29 X-DAY Supported by VANQUISH」を行った「黒夢」の清春さん
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シークレットライブ「1/29 X-DAY Supported by VANQUISH」を行った「黒夢」の清春さん

 昨年1月29日に活動復活を発表していたロックバンド「黒夢」が、99年1月29日の無期限活動停止以来12年ぶりに“完全”復活し、その第1弾イベントとして29日、新宿ステーションスクエア(東京都新宿区)でシークレットライブ「1/29 X-DAY Supported by VANQUISH」の開催を企画。会場には約5000人のファンが詰めかけイベントは始まったが、1曲目の「少年」を歌い始めて1分で警察の指導が入り、主催者側の判断で突如中止となった。会場は泣き声や悲鳴が飛び交い、一時騒然となった。

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 ステージに姿を見せた清春さんは、台の上に上がり、両手を挙げてファンの声援に応えながら歌い始めたが、熱唱の最中にスタッフが割って入り、ライブは中断。清春さんは、「ありがとう」と一言だけ言って会場を後にした。主催者側の説明によると今回のイベントについては、事前に警察に届け出を出し、許可は下りていたが、予想以上に人が集まりすぎ、開始時に警察から指導が入り、急きょ主催者側が中止を決めた。

「黒夢」は、94年2月に「for dear」でメジャーデビュー。99年1月29日から無期限活動停止。その10年目となる09年1月29日に一夜限りの復活をし、同日に解散したが、10年1月29日、ボーカルの清春さんが自身のブログで活動再開を表明していた。「黒夢」としてパフォーマンスを行うのは、復活発表後初となる。ライブでは、2月9日にシングルとして発売する新曲「ミザリー」を含む3曲を披露する予定だった。

 「黒夢」は2月26日に国立代々木競技場第1体育館でコンサート「××××THE FAKE STAR」を開催。チケットは29日から発売となった。(毎日新聞デジタル)

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