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竹野内豊:山田孝之とサイパンで映画「太平洋の奇跡」完成報告 1万1000羽の折り鶴手向け

映画
映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」のキャンペーンでサイパン島を訪れた竹野内豊さん(右)、山田孝之さん

 俳優の竹野内豊さん(40)が1月31日、主演映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の舞台となったサイパン島を訪れ、共演の山田孝之さんと平山秀幸監督と映画の完成を報告した。現地のプレミア上映後は、スタンディングオベーションとともに歓声と拍手が鳴りやまず、握手攻めにあった竹野内さんは、その後のパーティーで「撮影に入る前の昨年4月にもサイパンを訪れましたが、もう一度戻ってくることができてうれしいです」とスピーチした。

 「太平洋の奇跡」は、ドン・ジョーンズさんの実録小説「タッポーチョ『敵ながら天晴』大場隊の勇戦512日」が原作。太平洋戦争末期に、激戦地のサイパン島で、たった47人の日本兵を率いて4万5000人のアメリカ軍に立ち向かい、多くの民間人を守り抜いたという大場栄大尉の実話を基に、日本パートを平山監督、米国パートをチェリン・グラック監督が、日米双方の視点から描いた。竹野内さんは大場大尉を、山田さんは降伏を最後まで拒んだ木谷敏男曹長を演じている。

 竹野内さんらは、戦争当時、兵士や民間人が暮らしていたタッポーチョ山をはじめ、人々が身を投げたバンザイクリフや極楽谷などゆかりの地を訪問。全国キャンペーンで集めた1万1000羽の千羽鶴を「中部太平洋戦没者の碑」で供え慰霊した。竹野内さんは「この映画にかかわらなければ、恐らく一生ここに来ることはなかっただろうなという場所もいくつかありました。(日本政府が建てた)慰霊碑の後に、(個人的に)遺族の方が建てた慰霊碑がある、なんてことすら知らなかった。サイパンに来たらそんなことも知ってほしい」と語った。山田さんは「月日がたっているとは思えないくらい生々しく薬きょうと花瓶とか残っている」と衝撃を受け、「僕には戦争を止める力はないんですが、なんとかならないのかなって感じます。こういう映画がきっかけになればいい」と力を込めた。

 移動距離1万5000キロメートルにも及ぶ「太平洋戦争を伝えるキャンペーン」はこの地サイパンで終了。竹野内さんは「日本の各地には今でも戦争の傷跡が残ってるんだと改めて感じました。『戦争』という言葉だけで戦争自体を理解した気になってはだめ」と振り返った。

 映画は2月11日から全国で公開予定。竹野内さんは「公開後に(キャンペーンで集まった)1万1000羽以上の折り鶴が届くような反響が起こればうれしい」と期待を込めた。(毎日新聞デジタル)

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