歌手で俳優の福山雅治さん(41)が、アニメ「ドラえもん」に登場する自身をイメージした「福山雅秋」役で声優に初挑戦することが4日、明らかになった。11日放送の「ドラえもん3時間SP」と、3月5日公開の映画ドラえもん「新・のび太と鉄人兵団~はばたけ天使たち~」(寺本幸代監督)に出演し、2月中旬から放送する映画のCMでナレーションも担当する。
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福山さんは、昨年9月17日に放送されたアニメで、しずかちゃんのあこがれのスターとして福山雅秋が登場したことをラジオのリスナーから寄せられた情報で聞き、子どものころから見ていた番組に自分に違いないキャラクターが出ていたことがうれしかったそうで、番組中に「自分でアフレコをしたい」と話していた。それを偶然「ドラえもん」のスタッフが聞き、新作映画の製作が始まるタイミングで、ダメ元でオファーをしたところ、快諾、声優初挑戦が決まった。
福山さんは、しずかちゃんが大ファンだという設定の“福山雅秋”について、「うれしかったですねえ。相当、いろいろな人に自慢しましたから。『おれ、ドラえもんに出たことあるんだよ』って(笑い)。芸能界に入って、2番目にうれしかったことです。ちなみに1番はビヨンセに『アイ・ライク・フクヤマ』って言われたこと(笑い)。西洋と日本を代表する美女2人に好きだって言われたので、もう思い残すことはない。本当に、この世界に入ってよかった(笑い)」と喜びを語った。「どうせなら自分で声をあてたかったんですね」と声優に初挑戦。「相当入念に役作りをしてきたんですけど、出番が短くてちょっと残念。もっとがっつり、しずかちゃんとからめると思っていたので(笑い)。福山雅秋役に限らず、これからも機会があれば声優にチャレンジしたいです(笑い)」と楽しみながらアフレコできたようだ。
「ドラえもん」については「もちろん大好きです。僕にとっても、気が付いたらそこにいる存在でした。子どもはもちろん、ドラえもんを見て育った大人たちにもいまだに夢を与え続けているという意味では、ものすごいアイドルであり大スターだと思います。“ドラえもん”には、大人になって改めて教えられることがいっぱいあります。そんなところも人気者であり続ける理由の一つなんでしょうね」と話し、ほしい秘密道具は「旅行が好きなので、“どこでもドア”って言うつもりだったんです(笑い)。でも最近、飛行機の中でのんびりする時間も大事だなって思うようになったので、“どこでもドア”はなくてもいいです(笑い)。となると、やっぱり“タイムマシン”ですかね。過去に行きたいんですよね。恐竜を見に行ったり、幕末に行って坂本龍馬さんに会ってみたりしたい。あと、のび太がおばあちゃんに会いに行く話がありますが、僕も自分のおばあちゃんの若いころに会ってみたいですね。20歳ぐらいのおばあちゃんに。どんな恋をしてたのかなあ、とか」と語っている。(毎日新聞デジタル)
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