話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、美術科の女子高生のほのぼのとした日常を描き、3度テレビアニメ化された蒼樹うめさんの「ひだまりスケッチ」です。「まんがタイムきらら」(芳文社)編集部の田村祐樹さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
−−この作品の魅力は?
あこがれのやまぶき高校美術科に入学したゆの。親元を離れ、学校近くのひだまり荘で友人たちと楽しい日々を送りながら、今ゆっくりと夢に向かって歩き出す……。
「ひだまりスケッチ」は、主人公のゆのを中心に、ひだまり荘に住む女の子たちの青春を温かく描き出す4コマ作品です。素直で何ごとにも一生懸命な主人公ゆのの可愛さ、読者を優しい気持ちにさせる温かい世界観、4コマ独特の間(ま)で展開される個性的でテンポの良いギャグが、この作品の大きな魅力だと思います。
読んだことがある人もない人も、忙しいときや疲れたとき、この本を読んでみてください。ゆんわ~り&ニヤニヤしちゃって、いつの間にか癒やされちゃうはずです!
−−作品が生まれたきっかけは?
当時、蒼樹先生自身が、自分の中であまり背伸びしない、描いていて無理のないものにしようと意識したと聞いています。そうやって自分の手元に作品を引き寄せられたからこそ、この作品の優しい雰囲気が出せたのだと思います。
−−編集者として心に残るエピソードを教えてください。
昨年「ひだまり王決定戦」という原作、アニメ、ラジオ……についてのクイズイベントがありました。そこでファンの方がどれだけ「ひだまりスケッチ」を愛してくれているのか、改めて実感したときは本当にうれしかったです!
参加者の方々は、「誰も分からないのでは?」というマニアックな問題にも平然と答えてくれて、みんな相当な時間をひだまりのために費やしてくれたんだ!と、終始感動しっぱなしでした。しかも戦いに敗れた人たちも勝者を温かく見守っていて、その空気がすごく温かくて……みんなどれだけいい人なんだ、と……!! 担当している作品をここまで愛してもらっているということが、本当に幸せです。……ごめんなさい、奇麗なことを言い過ぎているかもしれませんが。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
最初は1年生だったゆのも進級して2年生になっていて、コミックス4巻からは乃莉・なずなというひだまり荘の後輩も登場しています。変わらないようでいて、少しずつ変化していく…そんな青春、日常を過ごす彼女たちを見守ってください!
まんがタイムきらら編集部 田村祐樹
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