女優の堀北真希さんが現地時間12日、ドイツで開かれている「第61回ベルリン国際映画祭」に主演映画「白夜行」(深川栄洋監督)が出品され、上映時に深川監督と舞台あいさつをした。「ベルリンに来ることができてうれしいです」と英語であいさつした堀北さんは、観客に温かい拍手で迎えられ「スタッフの皆さんと力を合わせて(完成させ)、こうして海を越えてやってきたことが実感でき、涙が止まらなくなってしまいました」と感極まった様子で涙を見せた。
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会場に到着後、ファンやメディアからサインや写真撮影攻めにあった堀北さんは「日本ではない国で、お客さんが自分の映画を見てくれていることに対して、自分のお芝居に対する思いも熱いものになっていくと思います」と笑顔を見せた。会場では、上映中ラスト30分前には観客からすすり泣く声も聞かれ、エンドクレジット後に大きな拍手に包まれると、堀北さんと深川監督が席から立ち上がってあいさつ。もし海外からオファーがきたら?という質問に堀北さんは「もちろん受けたいです! ただ、私は特に国内や海外という線は引いていません」と、今後の国内外での活動に意欲を見せていた。
「白夜行」は、累計200万部を発行した東野圭吾さんの長編ミステリー小説が原作。05年に舞台化され、06年には綾瀬はるかさんと山田孝之さん主演でドラマ化された。大阪の質屋の店主殺害事件で、何人も容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま、容疑者の自殺で一応の解決となる。だが、担当の笹垣刑事(船越英一郎さん)だけは、暗い目をした美しい容疑者の娘雪穂(堀北さん)と物静かな被害者の息子・亮司(高良健吾さん)の姿が印象深く残っていた。やがて、成長した雪穂と亮司の周囲に、不可解な事件が立て続けに起こる……というストーリー。(毎日新聞デジタル)
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